2015年11月6日金曜日

熊本県天草市の人々

先日、三重県の友人たちと、熊本県天草市を旅した時の事です。
キリシタン館に到着して駐車場に車を停めると、そこにいたおっちゃんと目が合い、ペコッと会釈してきたのです。
「なに?知り合い?」
友人が聞いてきます。
ところがあんなおっちゃん知りません。
「誰かと間違えたんちゃうの?」
そう言うと、私は気にせずに車を降りました。
次に、友人がアーケードを見たいと言うので、銀天街へ行く事にしました。
近くに車を停め、歩いて銀天街へ向かっていると、郵便局の前に立っていた可愛らしい女の子と目が合い、またこちらにペコッと会釈してきたのです。
「なに?また知り合い?」
「だから知らんし」
銀天街をトボトボと歩いていると、靴屋のところにいたオバチャンと目が合いました。
するとオバチャンもこちらにペコッと会釈してきました。
この街はどこへ行っても、全く知らない人だとしても、必ず誰もが会釈する事になっているようです。
そういえば、以前、初対面の子供が、すれ違いざまに何人もこちらに挨拶して来た事を思い出しました。
なんという気持ちの良い街なのでしょう。
夜中まで飲んで、酔っ払って街を歩き、その辺でたむろしている連中でさえすぐに友達になってしまうような街なのです。
挨拶は人と人とのコミュニケーションのきっかけとなります。
年齢に関係なく、誰もが躊躇なくこのように挨拶ができるという環境は、まさに理想のスタイルなのではないでしょうか。

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