2011年10月28日金曜日

趣向(嗜好)の変化

なぜ大多数の日本の老人は、灰色や暗めの茶色、ピンクにしてもどす黒い感じ、淡いというより汚れたような色の服を選んで着るのでしょうか。
最近は海外の影響か、少しは減ったのかもしれませんが、それでも圧倒的に多いと思います。
夕暮れや明け方などはハッキリ言って景色と同化して見えません。
コンクリートの道路とは完全に一体化してしまって、どこに居るのかさえ全くわかりません。
若い頃は派手な服を着ていた人も、歳をとるとああいう色の服を着たくなるのでしょうか。
それとも老人向けの服は、圧倒的にああいう色が多いのでしょうか。
いや、そもそも老人向けという服なんて無いような気がしますので、明らかにああいう色を選んでいるように思うのです。
確かに、70歳以上のご老人が20代のファッションをしていれば変です。
しかし色は別です。原色でもいいと思うのです。
あの人達は一体何歳からああいう灰色の服を好んで着るようになったのでしょうか。
50歳でしょうか、60歳でしょうか、70歳でしょうか。
それとも今の老人世代は、若い頃から作業服のような色の服を着ていたのでしょうか。
今度どっかの散歩してるお爺さんをつかまえて聞いてみたいと思います。

ファッション以外にも、子供の頃にいつも疑問に思っていた事の一つに、テレビ番組などの好みが年齢によって変化するのかどうかという事があります。
子供の頃、なぜ老人は時代劇を見るのか理解できませんでした。
うちの祖父や祖母はずっと時代劇を見ていたからです。何度か我慢して見てみましたが、まったく面白さが理解できず、でもきっと自分も歳をとると時代劇が見たくなるんだろうと思ってました。
相撲も同じです。
いつかは面白くなる年齢が来るんだろうと思っていたのです。
しかしこの歳になっても時代劇や相撲を見たいと思いません。
(新選組や壬生義士伝、龍馬伝などの作品は別として)

食べ物に関しても、やはり年齢とともに大きく嗜好が変化するように想像しておりましたが、実際問題ずっと昔からあまり好みに変化無く過ごしてきました。
ラーメン等も、歳とともにあっさり醤油を選ぶようになったという人もいますが、私は若い頃からあっさり醤油が好きでしたし。食べる量もさほど変化はありません。

結局年齢によって嗜好が変化するという事が、自分では理解できないのです。
年齢に関係なく、好きなものは好き、嫌なものは嫌なのです。

2011年10月19日水曜日

霊媒師

霊媒師、霊と人間とを直接に媒介することが可能な人。
兵庫県たつの市に物凄く当たる事で有名な霊媒師がいると言います。
私は、霊が見える人や、人に触れただけでその人の人となりが全て解るという人は何人か知ってますが、霊を呼び出して、しかも会話までできるという人とはこれまでに一度も会ったことがありません。
なので正直胡散臭い印象があったのです。

古くからの友人(女性)が最愛の人を亡くし、悲しみにくれる日々の中で、どーしても故人と会話したいという願望から、この有名な霊媒師に接触しようと、アチコチで情報を収集し、半年かけてやっと会う事ができたという話を聞きました。
有名な霊媒師がいるという噂は知っていても、実際に連絡先まで知っている人は少なく、しかも仮に連絡先がわかっても、予約後数ヶ月も待たされるというので、なかなか接触するにも時間がかかったようです。
予約を取り付けたある平日の夜、霊媒師を訪ねると、そこはごく普通の民家だったそうです。
霊媒師は、イメージしていた人とは大きくかけ離れた、30代ぐらいの男性でした。
彼女は、勝手に老婆だとイメージしていたので面食らったと言います。
彼女が中に入ると、ベッドのある部屋へ通されました。
目の前に何か液体が入ったコップを2つ置かれ、まずはこれを一気に飲み干すようにと言われたそうです。
躊躇していると、一気じゃなくても、少しずつでもいいので飲むようにと言われ、仕方なく少しだけ飲んだそうです。
若い男性だったという事と、ベットの部屋、そして霊媒に無関係っぽい液体、これらの事で、何か疑いをもったのでしょう。素直に飲むと何か危険な気がして、全部は飲まなかったといいます。
しかし彼女自身は悲しみに打ちひしがれています。
疑いながらも、言われるままにベッドに寝転んで、何か呪文のようなものを唱えられ、その後、故人との会話をかわしたそうです。いや、実際には会話を交わした感じではなく、霊媒師が代弁したという感じでしょうか。
しかも言っている内容が完全に的外れで、がっかりして帰ったというのです。

そんな話を聞いた数週間後、別の人から偶然同じたつの市の霊媒師の話を聞きました。
同様に物凄く当たるという話、なかなか予約が取れないという話、一緒に行った友人が霊媒師に「将来が見えない」と言われ、実際に事故で亡くなったという話。
恐ろしい話を沢山聞きました。
しかし聞いていくうちに、なんとなく以前聞いた話との相違がいくつかある事に気付いたのです。
「えっ?その霊媒師て30代ぐらいの男性やんな」
「えー、ちゃいますよ、オバチャンです」
「なんやてえ?」
なんと以前聞いた話とは別の霊媒師の話だったのです。
私は以前聞いた初めに何か飲まされる事や、ベッドのある部屋に通される事等を伝えました。
すると 「あー、それ詐欺ですわ、この前捕まってましたよ強姦罪で」
「えーーーー!なんやてええ?」
どうやら同市に本当に存在する霊媒師のフリをした詐欺まがいの霊媒師がいて、相談に来る女性に睡眠薬を飲ませて乱暴していたというのです。
しかも私の古い友人はそっちの霊媒師に相談に行っていたわけです。
睡眠薬を全部飲まなかったから良かったのか、それとも実際は眠ってしまって何も覚えていないだけなのか。
なんとも恐ろしい話です。
クワバラクワバラ、ナンマイダナンマイダ

2011年10月17日月曜日

もう1人の誰か

もう何年も前の事ですが、仕事の打合せのために、とある喫茶店へ同僚と入った時の事です。
街の小さな喫茶店、しかも15時過ぎだったせいもあって、客は我々2人だけでした。
席につくと店員の女性が水を持ってオーダーを聞きにきました。
しかし我々のテーブルに運ばれてきた水は3つだったのです。
「えっ?2人やで?」
「えっ?トイレ行かれてるんじゃないんですか?」
「誰が?」
「もう1人の方・・・」
「いや、だから2人やて」
「うそでしょ?絶対うそでしょ?」
どうやら我々と一緒にもう1人誰かが入ってきたらしいのです。
彼女はそれをハッキリと見たと言いうのです。
我々のやり取りを、奥の厨房で聞いていたマスターもやってきました。
マスターももう1人の人をハッキリ見たと言います。
スーツにネクタイ姿の40歳ぐらいの男性だったと、2人が口を揃えて言うのです。
なんだかとても恐ろしくなったと同時に、ちょっぴり嬉しかったというのが事実です。
過去に、人からこれに似たような体験談を聞いた事がありましたが、まさか自分自身にもこういう事が起きるなんて思っていませんでしたので、正直嬉しかったのです。

それから約1週間ほど経過したある日、また別のレストランに、また別の男性と入りました。
そしてそこでも全く同じ事が起きました。
先日と同じように、店員の男性が3つ水を持ってやってきたのです。
「ひょ、ひょっとしてネクタイ姿の40歳ぐらいの男性が一緒に入ってきました?」
「え?あ、はい、その方はトイレですか?」
背筋がゾーーーーーっとしました。
コラ完全に私についているようです。
さすがに怖くなって、知人の霊媒師にお祓いをしていただきました。
それ以来、こういう事は起きていませんが、ある意味ネタのためにもたまには起きてほしいというのが本音です。

2011年10月13日木曜日

世界地図

普段から見慣れた世界地図。












死んだオカンがチズ子という名前だったからでしょうか、昔から地図を見るのが好きでした。
先日、何気にボーっと世界地図を眺めながらふと思った事があります。
普段から見慣れた世界地図は上図のように日本が中心に描かれたものです。
がしかし、これはあくまでも日本人が日本人のために描いた世界地図であって、きっと他国ではそれぞれ自国を中心に描かれた世界地図が使われているのではないかという疑問です。
アメリカならアメリカが中心の世界地図、イギリスならイギリスが中心の世界地図なのではないでしょうか?
ではグリーンランドの世界地図は一体どういう風に描かれているのでしょう。
ニュージーランドを中心に描かれた世界地図を見てみたい。
そんな事を思ったので調べてみました。

・日本で日常的に用いられる世界地図は日本の国土が北半球に位置することから地図の上辺方向を北にしたものが多く、日本の位置は地図のほぼ中央に記されていることが多い。
・英国のグリニッジ天文台を経度0としていることからヨーロッパでは経度0を地図の中央に配置している。
・米大陸でも大西洋を中心とする地図が多く用いられる。












・南半球の国(オーストラリアなど)では地図の上辺を南(つまり上下が逆転した世界地図)にしているものがある。
・イスラーム世界の地図では、四方のうち南を正面と考えることに起因して南を上にしているものが多かった。















・仏教世界では西方浄土の考えから西が上になっているものが多い、また、日本の古地図行基図等では上辺方向は、まちまちである。

世界地図 - Wikipediaより抜粋

しかしさすがに西が上の世界地図は出てきませんでしたが(そもそも西が上て、地球は丸いのですから西へどんどん行けば東を通り越してしまいます)オーストラリアなど南半球の世界地図には驚きました。















日本なんてこんな状態です。
これでは酔ってしまいます。