2016年4月23日土曜日

外部ポケット

バッグやリュックの外部ポケットに傘やペットボトルなどを入れている人をみかけます。
ポケットがメッシュになっているものなどもあり、何を入れているのかが、他人から一発でわかってしまいます。
ペットボトルならまだ理解できるのですが、傘なんてそんなに必要なものでもありません。なのに他人から一目でわかる外部ポケットに入れる必要があるのでしょうか。
お菓子やガムを入れている人もいます、非常食でしょうか、しかしながらたまにクッキーなどがバリバリに割れたまま入っていたりして、それいつのやっちゃねん!とツッコミたくなる人もいます。
筆記用具、何かをとっさに書く必要があるのでしょう。新聞記者でしょうか。
地図や冊子など、冒険家なのでしょうか、登山家かもしれません。
タオル、汗っかきなのでしょうか。
メガネケース、普段はかけずに必要な時にポケットから取り出して使用するのであれば、老眼鏡なのでしょうか、老化はなかなか大変です。
先日、とある電車内で、外部ポケットにテレビのリモコンを入れている人を見かけました。
携帯電話と間違えたのか、はたまたリモコンが壊れ、修理に出すために入れたのでしょうか。
今日は旭ポン酢を入れている人を見かけました。
「なんで!?なんでポン酢?」
確かに旭ポン酢なら文句はありませんが、しかしそこに入れる必要ないと思いますが。
いずれにしても、何を入れているのか他人から丸見えのポケットに何かを入れるという事は、その人の人柄や性格、趣味、職業など、様々な事を想像させていまう事だけは間違いありません。

電車が怖い女の子

JR総武線に乗っている時の事です。
母親に連れられた5〜6歳の男の子と3〜4歳の女の子が乗って来ました。
席が埋まっていたためか、座りたそうにしていた女の子を宥めながら、私が座っている座席のすぐ横に3人が立っています。
小さな女の子は、座ってる私の目線よりも少し低い高さで立っています。
「怖いよぅ怖いよぅ」
女の子は電車が初めてなのか、とても怖いようなのです。
「怖くないってば」
お兄ちゃんが言います。
「大丈夫!怖くないから!」
母親も励ましています。
「怖いよぅ怖いよぅ」
小さな女の子はギュッと目を閉じ、小刻みに震えながら、目の前にあった私の足に捕まってきました。
「な、な、なんちゅうやっちゃ!めたくたかあいーがな実際問題!」
震えながら電車が発車するのを待っているのです。
プシューッ、ガタッ、ガタガタッ
ドアが閉まり電車が発車しました。
彼女はまだ目をギュッと閉じ、下を向いて私の足に捕まっています。
電車が動き始めて少しして、ゆっくりと目を開き、顔を上げると、何も問題がなかった事を実感したのか、こう言いました。
「怖くない、あたし怖くないよ!」
物凄い笑顔です。
怖い怖いと思っていた電車が、怖くなかった事がとても嬉しかったのでしょう。
「だから言ったでしょ」
母親はこう言うと、あまり興味なさそうに長男と話し始めました。
全く他人の私が、横でキュンキュンきているのにです。
娘がこんなにキュートなのに何故あまり興味を示さないのかが理解できません。
私なら頭ナデナデしながら「良かったな良かったな」と抱きしめてあげます。
なによりも最初に怖いよ怖いよと言ってる時点で、ギュッと抱きしめてあげるはずです。
この母親は、娘より息子の事が可愛くて仕方ないのかも知れません。
なんとなくガッカリしました。

変なクシャミの人

南海電車に揺られていると、変なクシャミが聞こえてきました。

「ヒーーッション!!」

ださっ、かっちょわる、誰や誰や
見ると20歳ぐらいの女子です。

「ヒーーッション!!」
「ヒーーッション!!」

何回すんねん変なクシャミ

「ヒーーッション!!」

しかもヒーーッションって

「ヒーーッション!!」

あまりにもダサくしつこいので、みんなチラチラ見ています。

「あかん花粉や」

変なクシャミの女子が言います。

「花粉のせいで止まらん」
「ヒーーッション!!」

しかし隣にいる彼女の友達は、変なクシャミには全く反応せず喋り続けています。
どないやねん

「ヒーーッション!!」

もーええわ!しつこい

「ヒーーッション!!」