以前、立ちション禁止というコラムを書きました。
立ちションは軽犯罪法違反となる行為であるという内容でした。
参考→ 殿のコラム:立ちション禁止
ところが、今回は、私が立ちションを推進してしまったというお話です。
先日、いつものコースを走っていると、前方に、半笑顔でこちらを見て口をパクパクさせている60歳前後のオッチャンが見えました。
私はいつも、音楽をガンガンに聴きながら走っていますので、何を言っているのかはわかりませんでしたが、明らかに私に向かって何かを言っているようです。
私は誰か他の人に話しかけているのではないかと後方を確認し、私である事を確信した後に、イヤホンを外し、オッチャンの話を聞くことにしました。
お 「すみませんすみません」
私 「あはい」
お 「どっかこのへんにトイレはないですか」
私 「トイレ?」
お 「もう限界なんです」
私 「あー、あの向こうに見えてる2本目の橋のへんにあったかも」
お 「遠いですね」
私 「せやね」
お 「もう限界なんです」
私 「ほならあっこらへんでしい、な、な、」
お 「え?いいんですか?」
私 「そなもんしゃないがな、限界やろ?」
お 「限界です」
私 「だーれもけーへんか見といたるわ、な、な、」
お 「すみませんすみません」
私は、その場でだれも来ないかを監視しながら、用を足すオッチャンの背中を見守り続けました。
私 「ながっっ」
お 「すみませんすみません」