雲ひとつない空
いや、ちゃうわ、2つあるわ。
2つ、いや2個か、いや2.5個か。
そもそも雲の数え方は 「つ」 で合っているのでしょうか。
固体ではないので 「個」 ではないでしょう、だから 「雲ひとつない」 と 「つ」 と言うのでしょうか。
気になって気になって仕方がないので調べてみました。
■雲の数え方
一片(ひら)、一点、一叢(むら)、一流(ながれ)、一朶(だ)
空にぽっかりと浮かぶ雲は「1つ、2つ」、ちぎれ雲などは「1片(いっぺん)、2片(にへん)」、雲のまとまりは「1塊(ひとかたまり)、2塊(ふたかたまり)」と数えます。飛行機雲や筋雲のように細長い形をしていれば「1本」「1筋」「1条」などと数えます。「条」は、中国語から入ってきた、細長いものを数える数え方です。また、空一面に広がるウロコ雲は「一面」、快晴の空にわずかに浮かぶ雲を詩的に「一抹」「一点」と表現することもあります。入道雲は山のように盛り上がった形をしているので、高い山を数える「1座」で数えます。また、花の重みなどで木の枝が垂れ下がる様子を表す「朶(だ)」を用いて雲のまとまりを「1朶(いちだ)、2朶(にだ)」と言うこともできます。
中央大学商学部教授 飯田朝子著「数え方の辞典」より
色々あるんですね、勉強になりました。
しかしこれまでの人生で、雲を1片なんて呼んだ事イッペンもありません。そもそもちぎれ雲てなんなんでしょうか。
飛行機雲を1本と呼んで、それがちぎれたら1片になるのでしょうか。
1塊も、1条も1座も1朶もありません。
「と言うこともできます。」という文章の締めくくり方から察するに、どんな呼び方をしても自由なのかもしれません。
なので今後は 「1雲(いちうん)、2雲(にうん)」 と呼ぶ事にします。
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