2021年1月31日日曜日

善悪の幅

人にはそれぞれ良い部分と悪い部分があって、単純にあの人は良い人だと誰かが感じたとしても、それはその人にとって良い人であって、違う誰かから見ると物凄く悪い、最低の人間の可能性もあるわけです。 これは、人は皆良い部分と悪い部分を持ち合わせているからです。 そして好みや感情で好きな人には親切にしても、興味のない人には冷たく当たったりと、善悪を使い分けて生きているのです。 ただ、最高に良いを1、最高に悪いを10とした場合、Aさんは3〜6の幅の人、Bさんは2〜4の人。Cさんは7〜9の人、というように、人それぞれの善悪の幅は異なります。 単純に1〜5を良い、5〜6を悪いと大きく分けた場合、どちら側の比率が多いかによって、良い人・悪い人と大きく二分化する事は可能かもしれません。 しかしその幅の数値は、目で見てわかるものではありませんので、やはりなかなか一概に分類する事は難しいのが現状です。 もしもこの幅を見分けることが出来る眼鏡や装置を開発したら、どんなに凄い事でしょう。 しかも、もの凄い高値で売れると思います。 その数値によって政治家や企業のリーダー等を決めることができれば、それはそれは素晴らしい事です。 店長や課長、部長、社長などその部署や団体の長となる人には、やはりある程度の人格というものが必要です。 人格がないと、例え売上を上げることができたとしても、人は育ちませんし人がついていきません。そんな人からは皆いずれ去っていきます。 また人を見る目がない、人の善悪を見分けることができないリーダーは、こういう装置でも使わないと、いつまでたっても自分にとってだけ都合の良い、本当はクズのような、ゴマすりするような、そんな人間ばかりを出世させてしまうのです。 そんな企業がいつまでも継続して繁栄するはずはありません、いつか消えてなくなってしまいます。 公平な目で、公平な判断ができるように、善悪の幅が見えるようになることが成功への近道なのではないでしょうか。

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