2016年3月25日金曜日

滝は凄いです。
滝はなんか凄いのです。
滝はなんか知らんけど凄いのです。
だって滝なんですもん、滝は凄いに決まってるのです。理由なんかいらないのです。
滝はマイナスイオンを発生させています、だから凄いのです。
滝に打たれて修行もできます、だから凄いのです。
滝が好きで全国の滝を巡る旅をしているという滝マニアがいます、だから凄いのです。
とにかく滝は凄いのです、なんでか凄いのです。
そう思い込んでずっと生きてきました。
だから色んな滝を見に出かけました。
養老の滝、那智の滝、赤目四十八滝、滝の中でも凄いと言われる有名な滝を片っ端から見に行ったのです。
ところが様々な滝を見るうちに、一体滝の何が凄いのかがわからなくなってきたのです。
なんとなく滝は凄いという思い込みがあったのですが、よくよく考えてみたら、滝なんてただの川の途中の高低差です。
実際は川なのです。
単なる川の途中の高低差、ただの段差です。
そこを水が流れているだけなのです。
そう思うようになってから、滝を見ても何とも思わなくなりました。
写真すら、撮影する動作が無駄のように思えてくるのです。
最近では滝とは呼ばずに段差と呼んでいます。
滝マニアの方々には申し訳ありませんが、私のように滝の本来の姿が見えてしまって、滝を冷ややかな目で見ている人は少なくないはずなのです。
ただの段差と呼んでいる人、結構いるはずです。

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