2012年2月16日木曜日

分割食べ

誰もが1度は経験してるという分割食べ。
ただ単に食べるだけの食事ではなく、食べるという動作にも楽しみを見出すことのできる画期的な食し方として分割食べは存在します。

なんといっても基本の分割食べはアポロです。

口の中にほりこんで、イチゴチョコとチョコをキレイに歯で割っていただきます。
なぜ分割するのか、それはわかりません。
幼少期、誰から教えられたわけでもなく、誰もが本能的にアポロはこう食していたはずです。
これはきっと私たち人間の本能なのかも知れません。
ただ、ほとんどの人が分割後そのまま食べてしまいますので、こういう風に一旦外へ取り出すことがありません。
取り出すことで、どれくらいキレイに分割されたかがわかりますので、みなさんも一度取り出して切り口などを目視してみてください。

※アポロも種類によって分割できないものもあります。ご注意下さい。




ミルクレープ分割食べ。

比較的誰もが経験しているといえばこのミルクレープの分割食べ。
1枚1枚丁寧にはぎとり食します。
ある意味、はがしたい真理を抑え、一気に縦に切断し食べるのがミルクレープの醍醐味なのですが、やはり人の本能であるこの分割食べは、チロルに続く分割食べの横道なのではないでしょうか。












ポッキーの分割食べ。(正式には分割舐め)

ポッキーはチョコレートの部分だけをキレイに舐めてプリッツ化します。
全てプリッツ化したものを丁寧に箱に戻し、それに気付かぬ誰かがプリッツだと思い食べたら上級者といえます。
丁寧に時間をかけて舐めないと、傷がついたり折れたりと、非常に繊細な作業となります。
また、時間をかけすぎたり強く舐めすぎると、本体が溶けてキレイなプリッツが完成しません。
作業中は、口の周辺に非常に多くのチョコが付着する事が想定されます。
なるべく誰も見ていない場所で分割舐めする方が、良いと思います。







チロルチョコレート分割食べ。(正式には分割舐め)

チロルの分割食べも定番中の定番ですね。
噛みたいという心理を極限まで抑え、最後まで舐めきる忍耐力が必要です。
チロルの場合、写真ようなゼリー状の物の他に、クッキータイプも存在します。
クッキータイプは上記のポッキーと同様に、舐めすぎると溶けるという性質がありますので、より繊細で丁寧な作業となります。
クッキータイプの方が上級者といえるでしょう。











カプリコ分割食べ。

カプリコは周囲の部分をキレイに食べきる事で分割食べが完了します。
写真の通り、最後失敗し折れてしまいました。
舐めるのではなく前歯で少しずつ削り取るという方法ですので、これはこれで非常に高度なレベルを要求される分割食べといえます。
カプリコに関しては、再度リベンジしたいと思います。












小枝分割食べ。(正式には分割舐め)

小枝の抹茶タイプを分割食べしました。
正直満足のいく分割食べとはなりませんでしたが、何事もチャレンジ精神が必要です。
小枝のように初めから難航することが予測されるものほど、後の達成感を夢見て燃え上がるのではないでしょうか。














LOOK分割食べ。(正式には分割舐め)

これはかなりの上級者向けの分割食べです。
LOOKの中身はクリーム状です。
かなり慎重に作業をすすめないとすぐに溶けてしまいます。
しかし完成したときには最高の達成感が味わえます。
そして自身が分割食べの上級者であることの満足感が得られるのです。
この写真を見ていただいてもお解かりのように、決して完璧な分割とはいえない形状となってしまっています。
私自身、このLOOKでまだまだ未熟者である事を自覚いたしました。







キットカット分割食べ。

これまでの前歯で削る作業と舌で舐めきる作業の両方のテクニックを使用して完成するキットカットの分割食べ。
単純に舐めているだけでは中のウエハースがすぐに溶けてしまいます。
さらに手で持った部分のチョコがすぐ溶け始めますので、非常に慎重に作業をすすめないと完成しません。
写真のように、これも私自身が非常に多く事を学べる分割食べとなりました。










シュークリーム分割食べ。

シュークリームが好きすぎて、しかもカスタードクリームが好きすぎて、幼少期はいつもシューだけを先に食べ切り、最後にクリームを一気に食べるという方法をとっていました。
当時はまさかこれが分割食べだとは思ってもいませんでしたが、今考えれば立派な分割食べです。
やはり人は本能的に分割食べを行っているのでしょうね。
しかし底の部分のシューに関しては、手で持って食べるという性質上、どうしても残さないといけません。
それだけがどうしても満足できない部分でもあるのです。







バウムクーヘン分割食べ。

簡単なようで非常に難しいのがバウムクーヘンです。
これまでに何度と無く様々なバウムにチャレンジしてまいりましたが、どれひとつ成功せず、半ば諦めかけていた時に、原宿のバウムマニア仲間から教えていただいたこのカーべカイザーのバウムでなんとか5割は達成したという写真です。
少しずつ少しずつ、前歯で外側から食べて行きます。
ここまでに何分の時間を要したでしょうか。
人並みはずれた精神力や忍耐力が必要となります。








天津飯分割食べ。(正式には半分食べ)

これは番外編ともいえるのですが、天津飯やオムライス、チャーハン、カレーなどは何故かキレーに半分を食べてから全てを完食してしまうのです。
これはカップタイプのアイスクリームでも同じ。
私自身、一体なぜそうしてしまうのか、正直わかりません。
これもきっと人間の本能なのでしょう。
半分食べというカテゴリーで考えていましたが、これも分割食べの一種ではないかという声を元に、分割食べの番外編として位置づけています。










このように様々な分割食べを紹介してまいりましたが、あくまでもこれは私個人の特別な心理ではなく、ほとんどの人の心の奥底に眠る深層心理であるという事です。
実際に2006年に作成したmixi内の分割食べのコミュニティでは、非常に多くの方々から賛同をいただいています。
これからも様々な分割食べにチャレンジしてまいりたいと思います。
では失礼します。

※一部お見苦しい写真、また写真データが古い等の見ずらい画像お許し下さい。

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