2010年7月28日水曜日

人は死ぬからね。

昔、お世話になったお客さまのお母様が亡くなられたのだとか。
そのお客さまとは最近は遠縁になっていたけれど、俺の時も葬儀に来てもらえただけで物凄く嬉しかったので、スケジュールを調整し、お通夜に参列してきた。

お経を聞きながら「これまで何人の葬儀に出席してきたのだろう」とふと思った。
祖父、祖母、友人、先輩、後輩、お客さま・・・そして11年前の12月10日に亡くなった母親。

人は死ぬからね。めっさ簡単に死ぬからね。

普段から健康には注意してた母親が、発病後1ヶ月で亡くなった時に痛烈に思ったことは
人はいつ死ぬかわからない』ということ。
まさか死ぬとは思ってなかったので、一切優しい言葉をかけてあげれなかった。
もの凄く後悔した。
死んだら何も言えないし伝えられないという事実を痛烈に感じた。
せめて一言「大丈夫か」とだけでも言ってやれば良かった。
労わりの言葉や優しい言葉なんて、生きてきて1回も言った記憶が無い。
サイテーの息子やと思う。
今でも悔やまれて悔やまれて仕方がない。

なのでそれ以降は、常に周囲の人には言ってます。
人はいつ死ぬかわからんから、親には嘘でもいいので優しい言葉をかけてあげなさい」と。

昨夜の喪主は亡くなったお母様が生きておられるうちに優しい言葉をかけてあげただろうか。
それが無性に気になった。

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