路上で写生している人がいた
三宮のサンキタ通り、しかも歩道のど真ん中で立ったまま写生している。
ものすごく通行の邪魔をしていた。
打合せを終えて3時間後、もっかいそこを通るとまだ写生中だった。
おそらくずうっと立ったまま写生しているのだ。
俺ならアウトドアー用の折りたたみチェアーを持参し、缶コーヒーをすすりながら座って写生すると思う。
この人は凄いと思った。
どーしても立った状態での目線のアングルが描きたかったのだ。
どんなに足が痛くとも、そこだけは譲れなかったのだと思ふ
もー少し右に(建物側に)寄れば通行の邪魔をすることもないはずなのに、この人はこの位置のアングルをどーしても描きたかったのだと思ふ。
信念の強い人だ。
俺も昔はよく画板と絵の具セットと水筒とブドウパンと折りたたみチェアーを持って写生に出かけた。
この人のようにアングルへのこだわりよりも、長時間楽に描ける姿勢の方を優先していた。
もっと云うたら、1日その場で描いて、1日で描き終えなければ写真を撮影して帰って家で写真を見ながら描いた。テレビを見ながらオールレーズンをかじりながら寝転んで描いていた。
それぐらい楽して描いていた。
だからこの人はほんまに凄いと思った。
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