2017年12月31日日曜日

熱いコーヒーの飲み方

とある友人が言いました。
「私熱いコーヒー苦手なんです」
どうやら彼女は俗に言う「猫舌」なのだそうです。
特に、コンビニの蓋つきのコーヒーは、猫舌界では絶対にアカンのだと言います。
だから蓋なしで持ち帰るのだそうです。
あの蓋つきのコーヒーは、飲み方次第では確かに大火傷をします。しかしながら、熱くない飲み方もあります。
おそらく殆どの人は、熱くない飲み方で飲んでいるはずなのです。
それは、味噌汁法飲みです。
味噌汁法飲みとは、味噌汁を飲む時の方法で飲むというものです。
要するにズズズと音を鳴らして吸うのです。
ズズズとやる事で、唇の部分でコーヒーが震え、その振動によって空気と触れながら温度を冷ましてくれるというものです。
是非やってみてください。アーメン

向かい合わせ

阿蘇くまもと空港3Fのいきなり!ステーキでランチしている時の事です。
カウンターは満席で、4人がけのボックス席にそれぞれ1人もしくは数名のグループがずらーっと座っています。
こういう場合、だいたい皆同じ方向を向いて座っていますので、私はその法則に従って、皆と同じ方向を向いて腰掛けました。
当然ですが、逆向きに座ると、目の前の人と向かい合わせになり、やたら目が会うこととなります。
私が座って数分ほど経過した時、私の目の前の席に60歳ぐらいのオッサンが座ろうとしています。
当然ですが、彼もこの法則は見てすぐにわかるはずですし、向こう向きに座るはずです。
私は当然の事だと、安心しきって見ていました。
すると恐ろしい事に、こちら向きに座ったのです。
「え、ええええええぇぇぇぇ!!!」
もう衝撃的すぎて声に出してしまいました。
列にすると5〜6列はあるでしょうか、全員が同じ方向を向いて座っているにも関わらず、彼は1人だけ反対向きに座ったのです。
しかも、しかもです、私とバチーッと向かい合わせですから、完全に目が合っているのです。
私は思いっきり眼球を開いてオッサンを直視しているのです。でも彼は相当に頭が悪いのか、自分のしてしまった行動に何の違和感もないようで、チラッチラッとガン見してくる私を見るだけで、席を変わろうとはしないのです。
私は今座ったばかりです。
これから食べ始めるのです。
これからわけのわからないアホなオッサンと、チラチラと目が合いながら、辛い思いをして肉を食べなければならないのです。
今回ばかりは本気で、何故こちら向きに座っているのかを聞いてみたくなりました。

ソックリな偽物

友人のパン屋さんに、ちくわの磯辺揚げソックリなパンが売っていました。
食べると味も竹輪の磯辺揚げそのものです。
こういう物を食べた時、いつも感じる事があります。
「竹輪の磯辺揚げ食ったらえーやん」
わざわざ竹輪の磯辺揚げ味のパンを食べなくても、竹輪の磯辺揚げそのものを食べれば良いのではないか?という事です。
滋賀の和菓子の名店「たねや」にも、季節限定のトマトゼリーという商品があります。
味はトマトそのもので、まるで本物のトマトを食べているような感覚に陥ります。
しかし、わざわざ高いトマトそっくりのゼリーを食べなくても「トマト本体を食べたらええーんちゃん」と思ってしまうのです。
おそらく本物のトマトの方が安いでしょう。
何故わざわざ高いお金を払って、本物ではなく、本物にそっくりな偽物のトマトを食べる必要があるのでしょうか。
そして食べた後、皆こう言うのです。
「うわっソックリ!」
確かに味は美味しいのですが、それよりもトマトそっくりな事の方に関心が行くのです。
美味しさよりも、そっくりに作り上げる事に力を注いでいるように感じてしまい、何か素直に喜べないというか、買ってまで食べたいとは思えないのです。