2010年7月19日月曜日

ペニ太の命日

11月23日はペニ太の命日です。

21歳の頃に先輩から貰った子猫のペニ太。
ぶっさいくな顔だったので恥ずかしい名前をつけました。
昼間はほとんど留守にしてたので、夜家に帰るといっぱい甘えてくるんです。
寝るときはいつも俺の胸の上。寝顔が可愛かった。
テレビや雑誌も一緒に見ました。
いつもテレビの画面の前に立つので見えなくてケンカしました。
雑誌を見ててもいつも雑誌の上に乗るのでページがめくれなくてよくケンカしました。
お風呂もいつも一緒に入りました。ヤツはお風呂が好きだったんです。

11月23日、当時住んでいたアパートのお風呂はガス湯沸し式だった事もあって、その当時の彼女がお風呂を沸かしたまま忘れて俺たちは出かけました。
夕方一人で家に戻るとお風呂がゴトンゴトンっと沸騰していたので、慌ててお水を入れて冷ますことに。
するとペニ太が嬉しそうに俺の元へやってきて何を思ったかいつものように下から浴槽にジャンプしたんです。そう、沸騰してる熱湯にダイブしたんです、俺の目の前で。
「ギャァァァァァァァァァアアアア!!」ペニ太の悲鳴です。
俺は目の前で一体何が起こってるのか考える暇もなく、必死でヤツをすくい上げていました。
そして苦しみ悶えながら部屋中を転がりまわるヤツに必死で水をかけていたのです。

ふと見ると自分の両手の皮が1cmずつほどずれているのに気がつきました。
そう、素手で熱湯に手を突っ込んだせいで両手に大火傷を負っていたのでした。
手の皮がまるでゴム手袋のようにずれてしまっていたのです。
ペニ太に水をかけながら肘で119番し、俺は病院へ運ばれました。
ヤツは駆けつけた当時の彼女が動物病院へ連れて行きましたが、全身だけじゃなく内臓も大火傷してるという事で、完治は不可能と判断されたのです。
俺は、やむなく苦しまずに葬れる方法をチョイスしました。

入院してる間、ペニ太のことばかり考えてました。
ベッドで泣きながら何回も何回も謝りました。

1ヵ月後、無事に退院し家に戻り、また普通の生活に戻りました。
入院中、絶対に引っ越そうと思っていたのに、退院してからは逆にまだそこにペニ太がいるような気がして引越しはしませんでした。
それから数回、夢にペニ太が出てきたんです。
当時のようにいきなり飛び掛ってきたり、ジャレてくる夢です。
ハッと目が覚めてもその感覚は残っていたので、実は本当に遊びにきたのかも知れないと、嬉しくなりました。
なんとなくペニ太が許してくれたような気がしたのです。
「ごめんなペニ太、ごめんな」
声に出して謝りました。

その後、ペニ太の夢は見てませんが、街でペニ太そっくりのブッサイクな猫を見ると、思わず微笑んでしまいます。

くだらない不注意で殺してしまったペニ太。
毎年11月23日はペニ太と楽しく過ごした時間を思い出します。

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