2022年5月1日日曜日

時間給と能力給

時間給が当たり前のように考える人がいます。 時間給の世界でしか仕事の経験のない、悲しい人達です。 その時間は何をしていようが、とにかくその時間さえそこにいれば対価がもらえると思っているのです。 しかしその場にいたから収益が発生する仕事なんてそうそうあるものではありません。 やはり何かを行う事で収益が発生し得るものです。 例えば宛名書きの仕事は、宛名を何枚書くかによって収益が増えて当然の仕事です。 同じ1時間に100枚の宛名を書いた人と、1枚しか書かなかった人が同じ収入であるはずがないのです。 ビジネスというものは、どれだけものを売ったのか、どれだけ客をさばいたのか、どれだけ仕事をこなしたのかによって対価を得るものです。 ですが自身の努力では叶わない部分、例えば飲食店の客数など、何人来るかわからないものを実績給にはできませんので、時間給としているわけです。 必ず毎日100人来るという保証があるのなら1人こなしていくらという能力給も可能でしょうが、 誰も来ない場合はアルバイトはボランティアになってしまいますので、誰も働いてくれません。 なので仕方なく時間給となっているわけです。 日本ではこんな古臭い時間給の考え方の人が非常に多いために、世界でも労働生産性はかなり低いのだと言います。 何とアメリカの労働生産性の半分と言いますから非常に危険な状態です。 能力給という考え方が基本とならなければ、日本はどんどん世界から遅れていくのではないでしょうか。