2010年8月1日日曜日

世の中捨てたもんじゃない

これまでマラソンを見に行くなんて考えた事もなかったし、テレビでもあんまし見たことなかった。
ところが仕事の絡みで大阪長居公園の世界陸上に応援に行く事となった時の事。

あさ6時起床。
長居公園に7時到着。
これだけでも自分で凄いと思ふ。
しゃーけどこんな朝早くからみんな起きてるんやね、御堂筋線も長居駅も人で溢れてるやん。
1つ凄いなと思ったのは、マラソン選手が通過する時に、どこの国の選手とか関係なく、オバチャンらが熱狂的に声援を送っていたこと。
「がんばりやー!もうちょっとやで!がんばってー!」
汗だくだくでどう見ても本気で応援しているように見える。
心からみんな応援しているのだ。
選手も嬉しいはず。感動した、オバチャンら凄い!
選手たちが7時にスタートして大阪市内を走り、会場のゴールまで戻ってくるまでの間、近くの和洋定食屋さん『喜久屋』で朝食をとることにした。

このお店は普段は11時からの営業だけど、サッカーや今日のような大きなイベントの日は早朝から開けているのだとか。
オッチャンが料理作って腰の曲がったオバチャンがお店を切り盛りしている。
マラソンを見送った人が我々と同様に次々とお店にイン。
「今日は焼きそばとオニギリとカラアゲしかないねんけどええか?」
「うん!それ全部ちょうだい!」
あっという間にお店は満席となった。
「オバチャンビールちょうだい」
「オバチャンつまみないの?」
みんな思うがままにオバチャンに注文する。
オバチャンが1人でバタバタと忙しそうに対応に追われている。
すると、後ろの席に座っていた20歳ぐらいの2人組の女の子たちが
「オバチャン、何か手伝いましょうか?」
なんと、忙しそうなオバチャンを見て応援をかってでたのだ。
す、すごいなキミら。
俺たちよりも先にオーダーしていた焼きそばを俺たちのもとへ運んできた。
そればかりかオニギリを握ったり、後から入ってきた何も知らないお客さんの注文を聞いたり。
「ネイチャンビールちょうだいや」
「キリンとアサヒどっちしましょ?」
す、すごいなキミら・・・。
しかも手馴れたもんでサッサと注文を聞き運ぶ、知らないお客さんは100%お店の子だと思ったであろう。
感動した。
世の中捨てたもんじゃないと真剣に思った。

その子たちが焼きそばを食べ店を出る時に、オバチャンが一言
「オネイチャン今日はありがとうね、また手伝ってな」
やて。
このオバチャンもすごいわ。

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