子供のころ、コロという柴犬を拾ってきた。
でも急に居なくなった。
この歳になるまでずうっとコロは病気でコロッと死んだと思っていた。
ところが、実際は違っていた。
ショックや・・。ホンマにショックや・・・。こんなん書くと正直誰でもヒクと思ふ。
ホンマにショックでショックで・・・。
今日、田舎で親父にものすごくショックな話を聞かされた。
当時、うちの実家は製麺業を営んでいて、仕事柄毎日21時に消灯、朝3時起床というのが当たり前になっていた。(もちろん俺や弟は通常通り24時頃寝て朝 7時起床でしたが)
なので近所に居た飼い犬が夜中にワンワン吠える事に対して物凄くナーバスになっていた時期があったのだとか。
23時や24時に犬の鳴き声で起こされた日には
「殺したろかゴラアァァァ!」
とオカンが窓開けて叫ぶ事もシバシバだったという。
(初耳でした。おそろしやおそろしや。ナンマイダブナンマイダブ)
そんな近所の犬たちが次々と原因不明の死を遂げた事で、近隣ではうちのオカンとオトンの怨念やと噂が流れたという。(ナンマイダーナンマイダー)
そんな恐ろしい話を聞いている時にふと昔飼っていたコロの事を思い出した。
親父にコロの事を聞くと、信じられないような出来事を聞かされたのだ。
実はコロも近所のうるさい犬と同様に夜中にずっと吠えていたという。
オカンやオトンは毎日その泣き声で夜中に起こされ、半分ノイローゼ状態だったのだとか。
あんましうるさいので、同じ町内に存在した朝鮮部落の人に電話してコロを引き取ってもらったらしい。
当時、朝鮮の人は(今もか知らんけど)普通に犬を食っていたのだとか。
コロはそんな人達に食われたという。
「エエエエーーーーーーーーッ!!!!」
耳を疑った。
「しゃーけどそんなもんオマエ保健所に引き取ってもろても動物園で餌になんねんで」
親父が言う。
「動物に食われるより人に食われた方がええがな」
どんな理屈やねーん!
ショックだった。もっすごショックだった。
「はあああ?むちゃくちゃしょんな!最低やな!人として最低やな!」
散々非難していると、その後に俺が拾ってきた犬のイヌ(という名前)や猫のネコ(という名前)の末路まで告白された。
どーやら俺はしょっちゅう犬や猫を拾ってきていた小学生だったらしい。
イヌは近所の老人ホームへ捨てに行ったけれど、家に帰ると先に戻ってきてたという出来事。なのでもっと遠くへ捨てに行ったこと。
ネコも10km先の神社に捨てに行ったけれど、1週間後に戻ってきたので20km先に再度捨てにいったこと。
イヌはワンワンうるさいし、ネコは乾燥してる素麺を食い散らかして商売の妨害を度々繰り返していたらしい。
それを聞くと確かにしゃーないといえばしゃーないのかも知れないけれど、今日までその事実を知らなかった事にショックを受けた。
でもコロの時に自身がショックだったので、その後のイヌやネコは朝鮮部落や保険所じゃなく捨てに行ったという事を聞いて少しホッとした。
しゃーけどそら殺生やで、子供の俺にも相談して欲しかったわ。
俺が悲しまないようにとの親の配慮だったのかも知れませんが。
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