俺の弱点は鼻です。
鼻を触られるだけでクシャミが出そうになる。
自分で鼻をつまむだけでクシャミが出そうになるんです。
おそらく原因は、過去に鼻に強烈な衝撃を受けた事があるからだと思います。
22歳の頃、当時デザイン事務所だけでは食えず、シーリング業のアルバイトをしていました。
いわゆる防水屋で、建築現場でコーキングを打つ職人です。
ある現場が終わって、車に乗り込んでから現場に忘れ物をした事に気付き、走って現場へ戻った時の事。
夕方まで降り続いた雨の影響で、地面にはそこらじゅうに水溜りがあったんです。
俺はその水溜りを飛び越えながら軽快に走ってました。
大きな水溜りを思いっきりジャンプして飛び越えた瞬間、足場板(歩み板)に顔面から激突!
なんと足場から1mほど歩み板がはみ出しており、下を向いて走ってた俺はそれに気付かず顔面、正確には鼻を思いっきりぶつけてしまったのです。
俺の身体は弧を描いて宙を舞い、頭から水溜りに落下しました。
血はとめどなく流れ落ちるし、鼻は完全に曲がってるし、痛くて痛くて泣きそうになるし、もうこの世の終わりぐらいに絶望を感じました。
その後、1ヶ月ほどはずーっと痛かった思い出があります。
さらに23歳を過ぎた頃、一緒に宇宙人を見た友人アッチャンと横浜へ行った時の事。
俺は彼の運転する車の助手席で、完全に熟睡していました。
すると顔面にもの凄い衝撃を受けて目が覚めたのです。
なんとアッチャンも同じく熟睡していたようで、前方で信号待ちする車に激突。
いわゆる「オカマ」です。
俺はシートベルトもせずに寝ていたせいで、その衝撃でダッシュボードに顔面を殴打。
正確には鼻です。
その時も血がずーっと止まらず、鼻が曲がってました。
おかげで前回の激突で曲がった鼻が戻ったという説もありますが。
そんなこんなで鼻が弱いんです俺。
なので誰も触らないよーに。
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