2010年9月5日日曜日

内股と外股

いつのころからか、男を意識し始めた頃、同時に外股を意識しはじめた。
それまで内股だったのかというと、別にそういうわけではないのだけれど。
ただ、ふと気がついた時に、内股になっているという事が何度かあった。
そのせいで、男が内股であってはいけないみたいな意識が働き、外股を意識しはじめたのだ。

そして月日が過ぎ、最近また同様の意識が働くようになった。
ふと気がついたとき、自身が内股で立っている気がする。
気の緩みか、はたまた歳のせいか。
ずっとではないにしろ、ごくまれに内股の自身が存在する。
それは男としてどうなのか。
女子の内股は大歓迎、可愛らしいと思える、だからこそ余計に男の内股は恥ずかしいと思うのだ。
シャワーを浴びている時、タバコを吸っている時、足元を見なくても
「あ、いま俺内股ちゃうん」
と感じ、すぐ足元を見る。すると実際は内股ではなく左右の足が平行に並んでいる。
すなわち内股ではなくても外股でない事を感じるようなのだ。
しかも非常に気の抜けたリラックスした状態での事。
これまでの人生で、物心付いた頃からずっと外股を意識し続けてきて、でも実際は外股が自身の本来の姿ではなく、左右並行というのが俺の本来なんだろうと思う瞬間。

女子の内股にも様々な意見がある。
骨盤の歪みやO脚も指摘されている。しかしその殆どは、可愛く見せるための演出であるように思う。
あちらこちら、特に海外から日本の女子の内股を批判する声があるけれど、俺はあれでいいと思う。
可愛らしい。外股は色気が無い。
わざと内股にして可愛く見せるという意識は、ファッションの一部として非常に良い事であると思う。
そして彼女らもいつか俺と同様に、気の抜けたときに本来の自身の立ち方を知るだろう。

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