2014年10月1日水曜日

ハナクソ青年

ハナクソというものは、誰も居ない場所で、ひっそりとほじるものだという認識で、これまで生きてまいりました。
人前でほじるなんて、人前で肛門をほじるのと同じぐらいふしだらで恥ずかしいものだという認識で生きてきたのです。
先日、JR西日本の新快速電車にて、4人掛けのボックス席へ座った時の事です。
目の前にはサラリーマンが2人座っています。
どうやら上司と部下という関係のようです。
上司は35歳ぐらい、部下は25歳ぐらいでしょうか。
真面目に仕事の話をしています。
部下は少し自信家のようで、上司にガンガン自分の長所をアピールしています。
まぁ一生懸命なのでしょう、真面目なのも伝わってきます。
次の駅で先に上司が電車を降りました。
私の目の前には、部下1人となりました。
すると、おもむろに鼻の穴に指を突っ込んだのです。
「えっ?」
私は彼の顔を二度見しました。
そしてグリグリと鼻の穴をほじり始めました。
「うそやろ」
散々グリグリした後に、鼻から指を抜き取りました。
指先には大きなハナクソが付着しています。
「こ、こいつ、、」
そして親指と人差し指でハナクソを丸めています。
「こいつ!ま、まさか、、」
彼は予想に反して、丸めたハナクソを真下に落とし、席を移動しました。
見ると席の下にしっかりとハナクソが見て取れます。
「こいつ、、なんちゅーやっちゃねん」
目の前に私と、私の横にもう1人女性が座っている状況で、普通にハナクソをほじり、丸めて落とし、席を移るて、、
恐ろしいヤツだと思いました。
恥ずかしいとか、マナーとか、そんなものは何もないのでしょう。
先程までの上司との会話も、その後のハナクソの一件で、全部がチャラになったような気がしました。
あいつはあかんわ、あんなやつはあかんわ。