2015年3月27日金曜日

アロンガメントジナミコ

あらゆるスポーツを行う際に、ウォーミングアップとしてストレッチを
行います。
運動前に、筋肉や筋を充分に伸ばすことで、筋肉や身体への負担を減らす効果があると思われてきたからです。
ところが最近になって、このストレッチが逆効果である事が判明したそうです。
従来のストレッチ(静的ストレッチ)によって、伸ばした腱が元に戻るのに2時間もかかるらしいのです。
それにより、本来考えられてきた怪我防止効果などは一切なく、逆に捻挫しやすくなる上に、筋力が確実に落ちるというから恐ろしい話です。
しかも実際にジャンプ力が落ちたというデータも取れています。
本来は、こういうストレッチ(静的ストレッチ)は運動前ではなく、運動後や寝る前にやると効果が発揮できるそうです。
運動前に効果的なのは静的ストレッチとは真逆の、動的ストレッチ(アロンガメントジナミコ)だそうです。
従来の静的ストレッチは、時間をかけて負荷を与えながら筋肉全体を伸ばすというものですが、この動的ストレッチは可動範囲の8割程度で関節を繰り返し動かすのです。
伸ばすのではなく、繰り返し動かすのです。
繰り返し動かす事で、筋肉の繊維が発熱し体温が上昇し、筋肉に柔軟性が得られるのです。

アロンガメントジナミコ
https://m.youtube.com/watch?v=2LrNdh2m0-w

日本でも古くから存在するラジオ体操はこの動的ストレッチです。

ラジオ体操
https://m.youtube.com/watch?v=xS92XkVKM0Q

また広島の前田健太のマエケン体操も動的ストレッチと言えます。

マエケン体操
https://m.youtube.com/watch?v=rE7TxgEXick&autoplay=1

これは現在スポーツをやっている全ての人達に一刻も早く教える必要があります。
そこでバスケットボールの試合前だという16歳の女子に、すぐにLINEしてみました。以下

「ストレッチしたらジャンプ力落ちるらしーから試合前にストレッチしなや、するならアロンガメントジナミコをしいや、な、な」
「はい?」
「普通のストレッチしたらジャンプ力落ちるらしいねん」
「だからなに( ´∵`) 」
「は?やれや」
「あはい、」

なかなか日本人に浸透させるのは時間がかかりそうです。