2010年12月12日日曜日

サンタクロース

あるお店の常連客である保育園の保母さん達から、保育園のクリスマス会のサンタクロース役がいなくて困ってると相談を受けた。
男性スタッフがいない上に、子供達の親から選出するとしたら、その子供の夢を壊してしまうということで、毎年全くの他人に頼んでいるらしい。
正直まったく誰も知らない場所で、しかもうまくサンタクロースが演じきれるのか迷いはあったが、引き受けることとした。



早速午後から保育園の担当保母さんとの打合せ。
衣装も試着した。
サイズは全く合わなかったが、数時間のことなので我慢することにした。
夢を壊すようなことはできないので、くれぐれもサンタクロースになりきってほしいとのこと。
スケジュールとセリフなどの打合せが終わり、ますます不安になった。
全く知り合いがいない状態で、ディズニーランドのスタッフのように演じきらなければならない。
しかもカメラマンもいない。監督もいない。マネージャーもいない。
そんなことが果たしてできるのだろうか・・・。

「サーセン、トナカイは?トナカイもいるんちゃいますん?」
「トナカイですか?確かに毎年子供達にトナカイさんは?と聞かれるんですよね」
「でしょ?ほならトナカイもやりましょーよ、衣装あるんですか?」
「いや衣装は売ってると思うんで探してみます」

なんとかうまくもう1役追加できるかもしれない。
早速クージーに言うと、「トナカイやります!やります!」と軽く返事してくれたので
トナカイの衣装さえ揃えば2人で行くこととなった。
よかった。
2人やったら演じきれそうな気がする。

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