2010年12月7日火曜日

甲府とりもつ煮

今年のB級ご当地グルメ「B-1グランプリ」で見事チャンピオンとなった甲府とりもつ煮が話題の街だ。



戦後まもない昭和25年(1950年)頃に、「鳥のもつが捨てられていてもったいない。なにか安くて美味しいものができないものか」と甲府市内の蕎麦屋で考案。その後、蕎麦屋から飲食店に広がっていき、今では、ほうとう、煮貝と並ぶ甲府独自の食文化となった鳥もつ煮。



汁気のある一般的な鳥の肝煮とは違い甲府鳥もつ煮は少量のタレを使い強火で短時間のうちに照り煮する。
水気が飛んで飴状になったタレで鳥のもつをコーティングし旨味をぎゅっと閉じ込めて照りを出す。
発祥のお蕎麦屋さんは交通の便が悪く行けなかったけれど、市内のアチコチでいただけるので早速食べてみました。
上の写真のスタイルが一般的ですが、このように肝だけを出すお店もあって、あちこちで個性ある鳥もつがいただける。



価格は均一化しているのか、どこも1人前525円だった。



甲府駅前の大衆中華料理店でもつ煮というメニューがあったので、鳥もつを期待してオーダーすると牛もつ煮だった。



これは「桜もつ煮」という馬のもつ煮。
実は本来は甲府のご当地グルメはこの桜もつ煮だったという。
お店のオバチャンがゆーとった。
しかもこの桜もつ煮が一番美味しかった。
鳥もつ煮はフツーの鳥の肝煮だった。

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