2015年7月1日水曜日

愛想笑いグループ

まだ知り合って間もない人には、やはり気を使います。
ある程度の人間関係が構築されないと、相手へどこまで踏み込んで良いものかが、わからないからです。
この気を使う期間の長さが、短い人もいれば長い人もいて、なかなかすぐには溶け込めない人を、人見知りというのかも知れません。
一般的に、まだ気を使っているうちは、相手がくだらない冗談を言っても、愛想笑いをして切り抜けます。
人間関係が構築されてないうちから、スルーはできないからです。
当然、気を使っているわけですから疲れるのですが、この愛想笑いというものが、精神的にも肉体的にも、最も疲れる行為と言えます。
基本的に愛想で笑うわけですから、面白くないのです。
いや、下手をしたら腹立たしいかも知れません。
それを笑ってあげるのですから、疲れて当然といえます。
先日、とある居酒屋で1人飲みをしていた時の事です。
隣の席に大学生の4人グループが座りました。
彼らは、おそらく4人共に、出会って間もない関係なのでしょう、全員が愛想笑いをしながら会話しているのです。
正直言って、笑える会話は何一つありませんでした。
だからわざわざ笑ってあげる必要もなかったはずなのです。
なのに今後、新たな人間関係を構築したいという気持ちの表れなのか、どんな話にも常に愛想笑いをするのです。
しかもその愛想笑いが、誰が聞いても愛想笑いとわかる、下手くそな愛想笑いなのです。
隣で聞いているだけで、とても疲れます。
あんな愛想笑いのグループに属して、楽しいのでしょうか。
私の場合は、非常に愛想笑いが上手いので、相手に愛想笑いだと気付かれた事がありません。
だから相手は、ウケていると勘違いして、どんどん気持ち良くなって、どんどん喋ります。
実はこっちは愛想笑いなので、実際は疲れるのですが、ビジネスや、良好な人間関係を築きたい場合などは、これが最も良い結果を生むのです。
しかしながら、そこまで徹底しているのならまだしも、あんな下手くそな愛想笑いをするぐらいなら、いっそのこと真顔で「おもんない」と言ってくれる方が良いと思うのですが。
まぁ、人生は自由なので、どんな付き合いをしようが勝手なのですが。

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