2014年3月11日火曜日

不思議な中学生

一体全体どうしてしまったんでしょうか。
一体、今の中学生に何が起きているのでしょう。
地方の在来線に揺られている時の事です。
田舎町のとある駅から7人の中学生が乗ってきました。
男女の比率は3:4です。
みんなとても仲が良く、ずっと会話しています。そして兄妹、いや恋人のように触れ合っています。
そもそもこの年頃の男女が、いくら仲良しだったとしても、恋人のように触れ合う事が不思議でなりません。
異性という意識がないのでしょうか。
会話は全て標準語、関西なのに誰も関西弁は使用しません。
喋る内容は、完全にインテリでオタクなものばかりです。
二酸化炭素とは言わずCO2と言っています。
難しい政治や地球環境について笑顔で話しています。
誰一人として面白い事は言いません。
誰一人としてボケもしなければツッコミもしません。
聞いているこちらとしては、全く笑うシーンなどないのです。
誰かが難しい話をすれば、誰かが「そうだよね」と同意します。
そしてみんな笑っているのです。
どこで笑顔になるのでしょうか。
その会話の何が面白いのでしょうか。
まるで東京で電車に乗っているような錯覚を覚えます。
確かにここ最近は、地方の方言が消えつつあるという事は理解しています。
若年層は、年配層の方言を使用した会話は聞き取れるものの、自分ではあまり方言を使わないという事も、理解しているつもりでしたが、いやはやここまで来てるのだとは思いませんでした。
そもそも関西弁は、吉本の東京進出を機に、完全に市民権を得て、衰退する事はないという認識でおりました。
ところが中学生あたりのインテリ層では、完全に消え去ってしまったのかもしれません。
昔からインテリ層は何故か標準語を話す傾向にはありましたが、現代社会ではそれが100%レベルで浸透してしまっているという事なのでしょう。
いやはや恐ろしい時代が来たものです。
こういうシーンを見ていると
「俺はゼッテー関西弁を使い続けてやるぜ」
と強く思うのです。