2015年8月25日火曜日

後方が全く気にならない人

先日、特急列車の切符を買うために、出雲市駅の自動券売機へ並んだ時の事です。
カードが使用可能な券売機は1台しかありません。
地味な30代ぐらいの女性が買っているその後方に並びました。
特急列車の発車時間までは10分ぐらいあります。
3分ぐらい待ったでしょうか、なんとなく前の地味な女性がトロいんちゃうかという嫌な予感がします。
手の動き全部は見えませんが、なんとなく機械に不慣れなのか、それとも悩みながら購入しているのか、ボタンを押すスピードも遅く、かなり時間がかかっているようです。
わからないのであれば、なぜ窓口で買わないのでしょう。
5分が経過しました。
さすがに発車時間が気になります。
すると自動券売機から「切符をお取りください」という音声メッセージが聞こえてきました。
ようやく発券されたようです、ホッとしてカバンから財布を取り出し、前の地味な女性が離れるのを待ちます。
ところが女性は一行に動きません。
「はぁ?なにをしとんねん!」
どうやらバックから取り出した財布などをしまっているようです。
なぜ後方に人が並んでいるのに、平気でこんな事ができるのでしょうか。
横からチラ見すると、先ほど購入した切符をバックから取り出した手帳のようなものに挟んでいます。
どうやらこの人は、今すぐ電車に乗るのではなく、数日後の切符を買いに来たようです。
私はあと4分後の特急列車の切符を買いたいのです。
「ゴホッゴホッ」
「はよせーやボケ」という意味をこめて咳払いをしてみます。
全く動く気配がありません。
もう一度チラ見すると、携帯電話に差した充電器らしきものを外し、バックへしまっています。
「はぁぁぁ?」
この人は、後方に人が並んでいる事に、今だ気づいていないのでしょうか。
気づいているのに、こんなゆっくりしているのなら、単に意地悪をしてストレスを発散しているとしか思えません。
しかし先ほどからゴホッゴホッとわざとらしい咳払いをしていますので、絶対に気づいているはずです。
ひょっとしたら耳が不自由なのかも知れません。
それなら仕方ありません、仕方ありませんが、だからといって、切符を買い終わっているのに、ノロノロ機械の前に立って、後方に並んでいる人たちの購入を邪魔をして良いわけはありません。
「まだすか?」
発車まであと3分となったので、声をかけてみます。
すると何事もなかったように去って行きました。
こちらの問いかけにも一切答える事もなく、完全に無視して去って行きました。
「今すぐ死んでくれたのむから」
心底そう思いました。

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