2015年8月25日火曜日

タバコ

「あれ?タバコやめたん?」
「タバコ?タバコって何やったっけ?」

もうこんな会話を何度繰り返したでしょうか。
私がタバコを辞めるなんて誰が想像したでしょう。
自分でも、まさか将来タバコを辞める事になるなんて想像もしませんでした。
辞める気なんてサラサラありませんでしたし、また辞める自信も全くなかったのです。

ところが、タバコを辞めてから、もうかれこれ3か月が経過しましたが、一番多くの禁煙者が断念すると言われている魔の100日目も無事に過ぎました。
この間、禁煙の為の努力というものは一切しておりません。
禁煙治療、禁煙パイポ、禁煙ガムなど、何にもせずに辞めたのです。
しかも、辞めるまで一番気にしていた手持ち無沙汰や間の持たせ方の心配は皆無といった方が良いかもわかりません。
別にタバコがなくても間はもっていますし、手持ち無沙汰など一度も感じた事はありません。
口が寂しいなんて1回も考えませんでした。
まるでこれまでの人生の殆どを喫煙して来た事が嘘のような、ずっとタバコには無縁だったような、そんな生活を送っているのです。

4ヶ月前、急に発熱し、その原因がわからないままに、日々解熱剤を飲んでは仕事をし、数週間が過ぎようとしていました。
市販の痛み止めや、歯科医でもらった解熱剤を、熱が上がると飲み、下げては仕事をする、そんな生活だったのです。
薬によって熱を下げるという行為は、あまり良くないと聞きますが、毎日が39~40度という高熱でしたので、しんどい等というレベルを越えた倦怠感と、やる気というやる気を全て失い、なにもせずに寝ておきたいという心境に陥るものでしたので、仕事をこなすためにも、毎日の解熱剤は必要だったわけです。
この期間は、もちろんタバコも美味しくはありませんでした。
そんな時、10年前に禁煙したという人の話を聞く機会がありました。
その人は、禁煙に3ヶ月も要し、苦労して苦労して、やっと禁煙に成功したらしく、もうあんな苦労は2度としたくないので、絶対にタバコは吸わないと決めているそうです。
その話を聞いた時に思いました。
「今の私なら何の苦労もなく辞めれそう」
実際に毎日高熱でしんどくて、タバコなんて1日に数本程度しか吸っていませんでしたし、いい機会だと思いその日から、私はタバコを吸うのを辞めたのです。
でもいつ禁煙を辞めるかも知れないので、1箱は未開封のタバコを常時携帯していました。
そしてタバコを辞めてから1度も吸いたいとは思わまいままに、今日に至るわけです。
これはもう完全に禁煙に成功したと言ってもいいのではないでしょうか。
いや、そろそろ良いと思うのです。
1回だけタバコを吸ってしまう夢は見ました。夢です。
1回だけ電車の待ち時間に喫煙室へ向かって歩いてしまった事もあります。引き返しました。
先月からホテルも禁煙室を予約していますし、レンタカーも禁煙車を選んでいます。
もうすっかり禁煙に成功したと言って良いと思います。

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