2014年2月4日火曜日

善悪

大昔、いくら間違っていても喧嘩が強ければ、それが正しいという時代がありました。
腕力や戦争で強ければ、要するに喧嘩に強ければ正しいなんて、馬鹿げた社会だと思われるでしょうが、実は今の時代でも、必ずしも正しい方が勝つのかというと、そうではないのが本音のところです。
私たちは、幼少期から、正しい事をしていれば、必ず神様は見てくれているという教育を受けてきましたし、実際にそう信じて生きてきました。
また悪い事をしていると、必ず神様は見ていて、いつか天罰が下るのだという事を信じて生きています。
ところが、実際はそうではありません。
真面目に正しい事をしている人が、貧乏で明日の食事に困っていたり、逆に、悪い事ばかりを繰り返していても、富を得て悠々自適に笑顔で生きている人がいるという不条理な事はいくらでもあります。
悪い人間が財力を利用して、優秀な弁護士を付け、真面目に生きてきた善意ある人を攻撃し、そして勝利するなんて事もザラにあるのです。
そんな事をしていたら、いつか天罰が下ると、ほとんどの人は言います。
ところが一切の天罰が下らぬまま、のほほんと生活しているのです。
そんな人は結局心が寂しいのだと、ほとんどの人は言います。
ところが毎日ニコニコと笑顔で暮らしているのです。
結局、時代は変わっても、善悪よりも強弱の世の中なのです。
それが現実なのです。
正しい事をしていれば、いつか報われると信じて生きてきた人が、この現実を知った時に、発狂し、殺人を起こし、罪人となるわけです。
そうならない為にも、世の中は不条理なものだという現実を知らなければなりません。
そして強くならなければならないのです。
正しく生きる事で多くのブレーンを作り、富を得て財力を持つ。
それが強いという事です。
強く、そして正しく。
これが本当に幸せになれる生き方ではないでしょうか。