2018年7月28日土曜日

毛虫の謎

とある飲み会の帰り道、同じ方向だった友人と最寄駅から電車に乗って帰ろうと切符を買っておりました。
その友人は、滅多に電車に乗る事がないらしく、色々と私に聞いてきます。
決して私も電車に詳しいわけではありませせんが、毎日毎日電車であちらこちら移動しておりますので、少しなら彼の疑問に答えてあげることもできるでしょう。
すると円らな瞳で私を見て彼がこう言います。
「切符の機械の毛虫みたいなのん何です?」
「ん?毛?毛虫なんかおるけ?」
私が聞くと、彼はすぐに券売機に駆け寄って、指を指して見せてくれました。


「えーーーーー!!!ほ、ほんまや!!」
確かに毛虫みたいなのんが付いてます。
「なんじゃこらぁぁぁ!」
2人とも酔ってるせいか、ちょいテンション高めです。
すぐに駅員に聞いてみました。
「券売機の毛虫みたいなんなんすか!!」
すると、その駅員さんも中から飛び出してきて、毛虫風を触りながらこう言います。
「んーー、えーと、これはですね、んーー」
どーやらこの人も知らないようです。
「んーと、んーーと、なんやろねこれ」
めためた悩んでますやん!!
「ええわええわ、サーセンサーセン、また聞いといてくざさい」
そう言い残して、我々2人は電車に乗り込みました。
山陽電鉄姫路駅に着いて、ここでもう一度駅員に聞いてみる事にしました。
姫路駅の駅員なら知っているはずです。
「すみません、券売機に毛虫みたいなんついてるんですけど、あれなんすか?」
すると明らかに質問慣れした雰囲気でこう言われました。
「あれはですね、お年寄りの方なんかが、1万円札などを入れられて、釣りのお札が出た時に、機械にピッタリ沿って出てくると、それに気付かれない事が多くて、札と機械の隙間をあえて開けれるように付いてるんです」
「ほぅぅ」
さすが姫路駅の駅員です。
きっとこれまでにも何回も聞かれてるのでしょう。
サッと回答が出てきました。
しかも理由が判明してすう〜っとしました。

0 件のコメント:

コメントを投稿