2014年11月27日木曜日

ガソリンスタンド

最近はめっきり無人のガソリンスタンドが増えました。
何年か前までは、あえて無人のガソリンスタンドなら入らないようにしていましたが、今では有人のガソリンスタンドを探す方が難しくなり、またセルフで入れる事にも慣れ、毎日のように自分でガソリンを入れております。
いろんな無人ガソリンスタンドがある中で、あの店はレバーを握るとすぐにガソリンが出るのに、あの店はなかなか出ないのでイライラするなどという事がわかってきます。
イライラするのは嫌なので、必然的にすぐに出るガソリンスタンドを選ぶようになってきました。
そんなある日の事です。
神戸市北区の無人ガソリンスタンドへ入りました。そこはお金を入れる機械が別になっており、事務所の中で先に入金し、その後セルフでガソリンを入れる仕組みでした。
入金しようと店内へ入ると、フィリピン人らしき男性が、プリカ機の前で困った顔でこちらに何かを訴えてきます。
言葉はあまり理解できませんでしたが、どうやら1万円札が機械に入らないようです。
「ちょー待ちや」
私はインターホンのボタンを押し、店員を呼び出し、事情を話し、事無きを得たのでした。
その後、車へ戻り、ガソリンを入れようとしたのですが、なかなかガソリンが出ません。
変だと思い、先ほどの店内へ戻り、店員にガソリンが出ないという事を伝えようとしたその時です。
「あ、すぐ開けますから」
私は意味が理解できませんでしたが、なんとなく車に戻れば良いのだと判断しました。
レバーを引くと、いつものようにガソリンが出たのです。
ひょっとしたら、客がレバーを引くタイミングで、毎回店員がボタンを押してガソリンが出るようにしている??
もしそうだとしたら、大変な仕事です。
まさかそんな事は無いだろうと、行きつけのガソリンスタンドへ行き、店長に聞いてみたのです。すると
「そーっすよ、押してます」
「えーーーーーっっっ、毎回?」
「そーなんすよ、だからトイレとか行けないんすよ」
これは驚きました。
だから早い店と遅い店があったわけです。
聞くと、客がガソリンを入れようとするとブザーが鳴るそうですが、トイレ等でどうしても席を立ちたい時は、仲の良い客が来た時に、かわりにボタンを押してもらうのだそうです。
108分に1回という風に、決まっていれば何でもできるでしょうが、客はいつ来るのかわかりません。
いついかなる時でも、ブザーを意識しておかないといけないそうです。
オイル交換や洗車の客が来た場合などは、行ったり来たり大変だそうです。
あらためて大変な仕事だと思いました。
リモコンでも開発すれば、ガソリンスタンドに売れると思いました。
ちょっと作ってみます。