2013年5月2日木曜日

人を信じる

他人を信じやすい人もいれば、なかなか信用できない人もいます。
人が人を信じるポイントとは何なのでしょうか。
・話が合う。
・共通の知人がいる。
・自分に対して好意的である。
・身元がハッキリしている。
・その分野での実績がある。
などが基本的な部分ではないでしょうか。
しかし、この信じるポイントが大きくズレている人も存在します。
例えば見なり、学歴、役職だけで信用してしまう人。
その人の中身ではなく、外見や地位だけで信用してしまう事は非常に危険な事です。
そういう人がいるから詐欺被害も減少しないのではないでしょうか。
また学歴や役職など、人の外面だけで信用してしまって、それ以外の人の事は信用しないという人もいます。こういう人は、多くの悪意ある人に騙されるだけでなく、周囲の人からも信用されなくなるという危険性があります。
人の本質を見抜く力がないと、その人自体の信用までなくしてしまうという最悪の結果になるのです。

では人の本質を見抜くにはどうすれば良いのでしょうか。
まず基本的に、その人が発する言葉です。
理想的なのはこちらに言う言動ではなく、第三者に発する言葉、利害関係のない第三者に対する言葉は、ほぼ本音だと判断できます。
その人の周囲の人からの情報を得る事は、とても重要な事といえます。
しかしこれだけを信用してしまうのも非常に危険です。
受け取る側に問題がある場合もあるからです。
相手の限りなく本質の部分を、今度は自分で引き出す事です。
その為には、こちら側が手の内を見せる事が大切になります。
聞く側が本音を話す事によって、多くの人は本音を喋りはじめます。
相手を尊重し、相手を信用し、相手を許し、相手を受け入れる事によって、本質の部分を出してもらえるのです。
疑われたり、尊重されていなかったり、信用されてない人には、決して人は心を許してくれません。
この二つを実行する上で、仕事なり何なりを一緒に経験すると、相手がどんな人なのかがハッキリとわかってきます。
逆にそこまでしないとわからないのが普通なのです。
たった1度の面接で、相手がどんな人なのかなんて判断できるはずがないのです。
もちろん面接官の経験が多いほど、わかりやすくはなりますし、確率も上がるのは確かです。しかしあくまでも確率であって、一緒に何かをやってみるまでは、なかなかわからないのが人なのです。
よく仲のよかったカップルが、結婚式という初めて一緒に取組む大きな行事を経験して、そこで気が合わないという事がわかって、破局したという話を耳にしますが、お互いをよく理解している恋人同士でもそうなのですから、全くの他人、ましてや初対面となれば大変なのもうなずけます。

どんな相手でも、まずは信じる事から始める事です。
そうする事で、人から信じてもらえ、お互いを理解しやすくなるわけです。
そして徐々に理解し、そこで心底信用できるか否かを判断すれば良いのです。

基本的に信じる、それを0地点とすると、後は信じる度合いが10なのか50なのか100なのかという考え方です。