2012年2月22日水曜日

恋愛相談 50代男性編 【実践編】

すっかりファッションリーダーと化した50代男性の恋愛相談ですが、外見ばかり磨いても結局は何の進歩もありませんでした。
いや外見を変化させる事で、自分に自信がつき、少しは良い方向へ進むのではないかという私の考えが甘かったのかもわかりません。
もっと本質の部分を強化しなければならない、そんな思いから、今回は実践トレーニングを交えての体験型恋愛相談というスタイルをとってみました。

私 「最近どないですの」
彼 「なーんもええことないわ、だーれも声かけてくれへんし」
私 「まだ逆ナン待ちしてますん」
彼 「せやけど僕が声かけたかて「なんやこのオッサン」ゆわれるだけやで」
私 「どんな事言おうおもてますん、まずは挨拶だけでもええやんか」
彼 「挨拶しても次が続かんがな次が」
私 「とりあえずは相手を褒めたらええんやんか、髪型でも服でも」
彼 「僕人を褒めたりようせんわ」
私 「なんやて?見たまま言うだけやん」
彼 「人を褒めるようなキャラちゃうもん」
私 「なんのキャラですの、そーゆーたら俺の事も褒めたことないよな実際問題」
彼 「僕それだけは苦手やねん」

50年以上生きてきて、まともに人を褒めた事がないというから驚きです。
そもそも彼は企業のオーナーですから、沢山の社員をかかえています。
社員をさえ褒めた事がないなんて、社長として失格ではないでしょうか。
とりあえず人を褒める練習が必要であると判断し、2人の行きつけのカフェーにて、20代女子スタッフに練習台になってもらう事にしました。
5人いる女子スタッフを順番に我々のテーブル席に呼びつけ、私の見守る中、彼女たちを褒めてもらうという方法です。
彼女たちには、理由は告げていません。

1人目の24歳の女子がやってきました。
彼女はモデルのようにスラッと背が高く、誰もが振り返るほどの美人です。
ここでは名前をEちゃんとしましょう。

E 「どーしたんですか?」
私 (彼のほうを注目)
彼 「、、、、(彼女と俺をチラチラ)」
E 「????」
私 「はよ言いーな」
彼 「せやかて何をゆーたらええんよ」
私 「何ていっぱいあるがな」
彼 「、、、、(彼女と俺をチラチラ)」
私 「何をしとんねや」
E 「なんですかぁ?」
私 「ええわええわ、ごめ。ごめ。ありがとうな」

彼女は不思議そうに帰っていきました。

私 「何をやってるんすか」
彼 「せやかてそなもん急に褒められるわけないやんか」
私 「ほならいつやったら褒めれんねん」

2人目の21歳の女子がやってきました。
彼女はボーイッシュな感じのショートヘアの似合う美人です。
ここでは名前をYちゃんとしましょう。

Y 「こんにちわお久しぶりです」
私 (彼のほうをガン見)
彼 「、、、、(彼女と俺をチラチラ)」
E 「何かありました?」
彼 「、、、、(彼女と俺をチラチラ)」
私 「はよ言いーな」
彼 「せやかて何をゆーたらええんよ」
私 「何ていっぱいあるがな」
彼 「、、、、(彼女と俺をチラチラ)」
私 「何をしとんねや」
E 「なんですか?」
私 「ええわええわ、ごめ。ごめ。ありがとうな」

結局その後の3人にも、彼は全く同じ対応をし、このトレーニングは終了しました。
彼女たちには後で事情を説明し謝罪いたしました。
事情を理解した彼女たちはその後、いかに褒めてもらう事が嬉しいか、またどんな些細な事でも気付いて、さりげなく褒めてくれる人の事は、やはり印象に残るものであるという話を直接してくれました。
しかし彼は「なかなか簡単にはできないと」言うばかりでした。
最後レジでも同様の課題を与え、後方から見守っていましたが、結果は同じ。
結局この日彼は、誰一人褒める事ができなかったのです。

それから一週間後、彼と会った時の事です。

彼 「そのネクタイええやんか」
私 「おっ!!褒めとるし」
彼 「えへへへ」
私 「ええがなええがな、それでええがな」
彼 「せやけどちょっと色がアカンわ」
私 「ほっといてくれ!」
彼 「そのスーツにその色のネクタイは合わへん」
私 「ただのファッションにうるさいオッサンやん」

しかし、あれから彼は「常に人を褒める」という意識を持って過ごしているようです。
まだまだ恥ずかしそうではありますが、女子に対しても褒め言葉が言えるようになったと言います。
一歩ずつですが、確実に彼は進化しつつあります。
今後も彼の変化に目が離せません。

■前回までの恋愛相談
恋愛相談 50代男性編 【続編】
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