2022年3月18日金曜日
食品サンプル
レストランに行くと、店頭にメニューの完成形の食品サンプルが展示してあり、それを見て何を食べようかとある程度想定して入店します。
お好み焼き業界では、何故かとても不思議な表記方法が当たり前となっています。
それは、お好み焼きの具材を上に乗せた写真やサンプルを表記しておいて、実際には全くそれとは異なる生地の中に具材の入った商品が届くという事です。
豚玉なら豚が、海老玉なら海老が上に乗っている写真を表記するのです。客はそれを見てオーダーしますが、実際にはそんな風に具材は上に乗っておらず、普通に中に入っています。
お好み焼き屋にそれを質問すると、全部見た目が同じなので、わかりやすいように上に乗せた写真を表示しているのだと言うのです。
それが親切だと。
しかし我々は、わざわざ上に乗せて見せてくれなくても豚や海老の姿形は知っています。
それにそんな嘘みたいな写真を見せられても、全く有難いとも思えません。
例えば、オムライスの中が見えないので、オムの上にチキンライスを乗せて表記されていたら客はどう思うでしょうか。
変わったオムライスやなー、と思うでしょう。
でも実際にはそんな商品は出てこないのです。詐欺やと言われます。
春巻きの中が見えないので、皮の上に牛蒡や春雨が乗った写真をメニューに使ったら、それが親切と受け取られるでしょうか。
餃子の皮の上に豚ミンチとキャベツが乗っていたら、誰しもそんな商品が出てくる時思うはずです。
私たちは実物と同じ写真を載せて欲しいのです。嘘はイランのです。
それと同様に、いちご大福のいちごが大福の上から飛び出た商品をたまに見かけます。
あれ、お好み焼きの上に具材が乗ってる写真と同じぐらい恥ずかしいです。
全然美味しそうに見えません。
なぜ中に入れてくれないのでしょうか。
上に乗ってるのなら、並べて売ってるのと同じだと思ってしまいます。
いちごと大福の融合が見たいわけです、全然融合してませんやん。
どうしても親切に中身を見せたいというのであれば、中に入れてから、切って中を見せたら良いのです。
それなら美味しそうに感じます。
チーズハンバーグを切って、中からトロッとチーズが見えている写真と同じです。
それがリアリティであり、美味しそうに見えるのです。
お好み焼きも同じです。
中に入れた具材を、切って断面を見せたらよいのです。
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