2021年10月12日火曜日

代表待ち禁止

ラーメン界では代表待ちは、割り込みをする輩と同等レベルの悪だとして、それを禁止する店舗が多いのだそうです。

代表待ちとは、グループのうちの代表者1人だけが行列に並び、他の人は車内など快適な場所で待機しておいて、順番が来る頃にその代表者と合流するというもの。
花見などではごく当たり前に見る代表待ちですが、ラーメン界でそれをやると、極悪非道の悪者のように見られる上に、時には文句を言われたりするようです。
最近では「代表待ち禁止」と貼り紙まで貼られているのだと言います。みんな辛い思いをして並んでるのだから、楽をしようとする卑怯な人はラーメンを食べる資格がないとでも言いたいのでしょう。皆平等に苦労すべきだと。
一般的な、ウェイティングボードに名前と組み人数を書き込む形式のお店では、こんな決まりはありません。
名前を呼ばれた時にその場にいなければ、次の組みを通されるという危機感はありますので、なるべくならその場に居た方が良いですが、別に一旦離れても戻れば良いので、呼ばれるまでその場で辛い思いをしなくても良いわけです。
そもそも客に辛い思いをさせて並ばせているのは、ウェイティングボードなどを設置しないラーメン店側なのです。
店が不親切にウェイティングボードを設置しないので、客は暑い中立って並ぶ必要があり、トイレも我慢しなければならないわけです。
もしも禁止という店の貼り紙を見ずに、列の最後尾に並んだ代表待ちをした人は、ラーメン店が不親切なばっかりに他の客から文句を言われ、悪者扱いされているのです。
ネットを見ると、この代表待ちの人達の事をボロクソに書いている書き込みを見かけます。 
たしかに私も以前、コンビニで並んでいる時に、前の人の友人であろう6人が私の前に合流した時は腹が立ちました。2番目だったのに一気に8番目になってしまったのですから。
おそらくそれと同じ感情なのでしょう。
最近ではコンビニも1ヵ所から各レジに平等に振り分けられるようになりましたし、銀行などは番号札制になっています。
ラーメン店もさっさとウェイティングボードを設置すべきなのです。
客が暑い中でもわざわざ並んでまでうちのラーメンを食べたい、うちのラーメンにはそれほど価値があるのだなどというしょーもない自慢のために、有難いはずの客に辛い思いをさせているのです。
すべてラーメン店が悪いのです。

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