2014年1月1日水曜日

アホなホテルマン

ここのところカードの磁気が弱っているのか、カードが端末エラーになるという事がちょくちょくあり、チェックインの手続きに20~30分も要してしまう日々が続いておりました。
今週は合計7軒のホテルにチェックインしましたが、6軒がエラーとなりました。
勿論カードの再発行は依頼しておりますが、今日依頼して明日来るものでもありませんので、新しいカードが出来るまでは、少々面倒な日々を過ごさなければなりません。
フロントマンの1割ぐらいは、磁気が弱っているという事を察して、すぐに対応してくれますが、9割の人は初めてなのか、かなり焦った様子で、困り果てたような表情をします。
私は既に1軒目での対応を見ておりますので
「昨日のホテルではこうしてやってましたよ」
と、さりげなく手順をアドバイスします。

【カード磁気エラー時の手順】
カード会社に電話し、担当者の言うとおり端末にカードナンバーを打ち込む方法で、カードを通さずに処理が可能。

そのアドバイスにすぐに従う人、私を疑っているのか、すぐには従わない人も沢山います。
顔にイライラとした表情がハッキリ出ている人もいます。
それには、さすがに腹が立ちますので、もうそれ以上はアドバイスはしません。
面倒なので現金での処理をススメてくる人もいます。しかし私は断ります。
少し面倒なだけで、ちゃんとカードで処理できるからです。
昨日も一昨日もちゃんと出来たからです。
こういう時に、経験しておけば、今後のためにも良いのではないでしょうか?
チェックイン時のフロントマンは、だいたい「チェックアウト時でいいですよ」と言います。
めんどくさいのでしょう。
朝の担当者に押し付ける人が多いようです。
確かに、こちらも時間がないので、朝の方が助かります。
しかしこういう風に、ややこしい事を人に押し付けるホテルの場合、だいたい同じ人種ばかりが働いている傾向にありますので、朝のチェックアウト時の担当者も、手続きが面倒なのか、現金をすすめてきます。
社風というものはやはりあるようです。
きっと支配人がそういう人なのでしょう。

長崎県の時津町にある、とあるホテルにチェックインした時の事です。
時津にはホテルは1軒しかありません。
港にあるので、空港から船を利用する人には便利なホテルなのでしょう。宿泊客は多いように思います。
私はかれこれ1年以上、毎月1回はここに泊まっています。

チェックイン時のフロントマンが、何度か端末にカードを差し込んだ後、やはり面倒なのかチェックアウト時にお願いしますと言ってきました。
よってチェックアウト時にカードでの清算となりました。
やはりカードがエラーとなって、端末からエラー音が鳴り響きます。
私はいつものように、ここ何日間かの他のホテルでの対応を説明し、少しでも早く処理が済むように、処理方法を話しました。
ところがフロントマンは、首をかしげながら、何度も何度も端末にカードを挿しては抜き挿しては抜きを繰り返します。
いま説明した内容を全く聞いてなかったかのように、何度も何度も繰り返すのです。
「いやいや、さっきの説明聞いてましたか?」
私は業を煮やして彼にそう言いました。
「あ、は、はい、、」
彼は浮かない返事をしながら、カードをタオルで拭いてみたり、指で擦ってみたりしたのち、何度も何度も端末にカードを挿します。
私はだんだんと腹が立ってきました。
「だからカード会社に電話してやり方を聞きーな」
「・・・・」
「聞いてるんかいな」
「は、はい」
「ほなら電話しーな」
「・・・・」
「なにしてんねん、はよしーや」
「は、はい、、」
彼は返事はしますが、一切行動に移そうとはしません。
じっとこっちを見つめたまま、その場につっ立っています。
「耳悪いんか?」
「い、いえ、、」
やっと受話器を持ち上げて、カード会社に電話し始めたのです。
何ですぐに電話しないのでしょうか、電話が苦手なのでしょうか、電話が嫌いなのでしょうか、いずれにしても頭がおかしいとしか思えませんでした。
20分ほど待って、彼が私を呼びます。
行くと、カード会社から断られたので現金での清算になると言います。
「はあ?何をどんな説明したらそーなんねん」
「い、いえ、、」
「いえちゃうわ、頭おかしいんちゃうか」
私は、その時、彼には脳に欠陥があるのだと確信したのです。
時計を見ると10時50分、かれこれ1時間ほどここに居た事になります。
1時間待って、結局この返事に、もう何もかもが邪魔臭くなって、現金で清算してホテルを後にしました。
その夜にチェックインした熊本のホテルでは、快く対応してくれたフロントマンのおかげで、10分も待つことなくカード処理ができました。
人が変わればここまで違うのかと思いました。
実は以前書いた 頭の悪い人 というコラムも、同じ長崎県時津町のこのホテルだったのです。
もう絶対にこのホテルには泊まりたくはありません。