2011年3月26日土曜日

老化

アラフォー世代になってくると、毎日眺める鏡にうつる自分とは違って、写真や動画で見た自分の顔にショックを受ける人も少なくないと思います。
勿論私もその1人なのです。

先日とある友人の結婚を祝福する動画を撮りたいとの申し出があり、私も3分ほどのメッセージを撮影いたしました。
撮影後、メッセージを再生して衝撃を受けたのです。
「えっ?これ俺?」
思わず声が出ました。
いつの間にこんなに老けてしまったのか。こんなオッサンじゃなかったはず。
これは何かの間違いではないか。
動画に限らず、最近では滅多に自身の写真を撮影する(される)機会もないので、たまにiPhoneアプリ等(ゾンビものやヘアースタイル系)で自身を撮影され、それを見るたびに同様の感情に陥ります。
その度に 「なんとかしないとえらいことになる」 と思うのです。
”なんとか”というのは、マッサージや顔ストレッチ、ダイエット、ヘアスタイリング等等。
何か画期的な若返り方法を発見するか、もしくはそれなりに(歳相応に)美しく(自己満足的な意味で)見せる方法を実践するか、という事です。

先日、街を歩いていて、ふと前を歩く人の後姿を眺めながら思った事があります。
「この人は何歳ぐらいなのか」
後姿なので顔はわかりません。が、ファッションやヘアー、行動などでだいたいの察しはつきます。
ファッションに関しては本当に選択が自由なので、統計学的に見てという部分はありますが、別に40代でも10代のファッションの人は存在します。
しかしヘアーや行動に関しては(これも統計学的にみて確率は少ないですが例外は存在しますが)ほぼ年齢は隠せないような気がしたのです。
まず行動は、明らかに20代と40代では異なります。
喋る時の身振り手振り、顔の動きや動作。年齢が顕著に現れます。
先ほども述べましたが例外もあります、ありますが本当に極端な例であって、ファッションのそれと比較すると比べ物にならないくらい少数だと思うのです。
ヘアーに関しても年齢が現れます。
ヘアーの老化は白髪以外にも、毛髪が細くなる、頭皮の老化で毛包が曲がって縮毛が増える等が代表的です。
何故かオバチャンにクセ毛が多いのもそれが原因でしょう。
私自身、かなりのクセ毛ですが、これは15歳の時に突然後天的になったもので、先天的なものではありません。
日本人の9割が先天的に直毛であると言われていますが、私も同様に15歳まではサラサラの直毛だったのです。
間違ったヘアケアによる頭皮や髪の損傷や、頭皮の老化による毛包がゆるんだ事などが原因と言われています。

老化とは、顔だけでなく、手足や身体、眼球や爪、髪、歯、臓器など、すべてにおいて進行します。
身体全体が老化していくのです。
脳みそも例外ではないでしょうが、考えることだけは若い頃のままなので、そのギャップにショックを受けるのでしょう。
そのショックを繰り返し受け続けることで、徐々に自覚し、諦めに変わって行くのかも知れません。
確かに「おっちゃん」と呼ばれる事もなんとなく慣れてきた自分が嫌になります。

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