2012年5月1日火曜日

会議マニア

会議が好きで好きでたまりません。
会議は毎日でもやりたいです。
会議なら何時間でもできます。
会議資料作成の為に業務の殆どを費やします。
会議の為に日々仕事をしているようなものです。

そんな会議マニア、結構います。
会議病とも呼ばれているこの人種は、殆どが中小企業の社長またはそれに近い役職の人です。
会議マニアの周囲には、大勢の会議嫌いの人達がいます。
会議マニアのせいで、会議が大嫌いになってしまった可哀想な人達です。
そもそも会議は必要なのでしょうか。
業務内容により多少異なりますが、商品企画会議や営業戦略会議等のように多くの意見を集め決定するための会議は必要です。何事も1人の意見よりも、より多くの人の意見を取り入れた方が良いに決まっています。
また士気を上げるために定期的な会議を行う事も重要だと思います。
いずれも会議の目的があって、会議終了時にはその目的が達成されている事が条件となります。
前述の場合なら、商品や戦略が決定している事がゴール。
後述の場合なら、社員の士気が上がっている事がゴールとなります。
しかし以下のような目的の会議も数多く存在します。

・社長自身が安心(業績)したいために行う不安材料消去会議。
わざわざ会議にしなくても個別の報告で事足ります。
・部下に自身の知識や経験などを語りたいために行う自己満足会議。
ここ最近飲みの場にも付き合ってくれるような社員がいないので、自分の武勇伝を
聞かせる場所が無く、会議をそれに利用するパターン。物凄く迷惑です。
・部下にヤル気を起こさせるために一方的に喋る洗脳会議。
上司が一方的に喋っただけでヤル気になるような部下は、すぐにヤル気をなくします。
部下にヤル気を起こさせるには喋りではなく仕組みが必要なのです。
これも上記と同様に無駄な時間となる場合が殆どです。

私自身が、これまでの社会経験の中で、出席してきた数多くの会議の殆どが、上記のような会議でした。
部下は、一方的に喋る上司のつまらない話を延々と黙って聞くだけの会議です。
またこんな会議を行う人に限って、6時間とか8時間とか信じられないほどに長い会議を行うのです。
長い会議のほとんどは、無駄話がダラダラと続くだけの会議です。
当然つまらないので物凄く眠くなります。
眠くなってウトウトしていると、上司の目にとまり、給料の査定に影響が出ます。
しかし本来なら、そんなつまらない我慢大会のような会議を主催している側が悪いわけで、
部下がウトウトし始めたら、自分の話がつまらないという事を察しなければいけません。
うたた寝する部下が悪いと決め付ける人は何の成長もないのです。
何でも人のせいにして責任逃れするだけのつまらない人なのです。
そんな人に部下がついていくわけがないのです。

会議なんて短時間でサッと終わらせて、さっさと業務に戻った方が、よほど業績アップにつながるのに。
会議を行う事で安心するのは物凄くナンセンスな事だと思います。
しかもこんなダラダラした会議を週に何度も行うようでは、仕事をする暇さえありません。
会議マニア、本当に恐ろしい病気です。
感染しないように注意しておいてください。
見かけたらすぐに通報した方が良いでしょう。