2012年3月13日火曜日

メンタルマネジメントセミナー

メンタルマネジメントとは、自身の感情をコントロールし、潜在能力を引き出す事を言います。
何故か今、私の周囲には、このメンタルマネジメントセミナーに参加している又は参加したいという仕事に燃えている20代後半から30代前半の人が沢山います。
いずれも会社や上司からススメられてセミナーを受けている、又は今後受けるという人達です。
企業側からすれば、油ののってきたこの年代の人にセミナーを受けさせて、ヤル気になってくれればいいという考えなのでしょう。
私も20代前半の頃、自分の意思でですが、こういったたぐいのセミナーに散々参加いたしました。高価な参加費を支払い、日帰りだけでなく1泊や2泊以上というセミナーも受講した経験があります。
しかし、いくら参加してヤル気満々になったとしても、下界に降りてから自分でコントロールできなければ、すぐに元の生活(元の考え)に戻ってしまうものです。
紙ふうせんと同じで、何回も手で上へ弾かないとすぐに落ちてきてしまいます。
本来なら、そういったセミナーを受ける前に、自身で強い目標を掲げ、それに向かって必死に行動しているという状態があった上で、壁にぶち当たったり問題が生じて悩み苦しみ、そしてセミナーに参加して解決の糸口を掴むというのが正しいセミナーの使い方だと思うのです。
目標や夢も明確じゃないのに、単にセミナーに参加しても意味はありません。
だからみんなヤル気が維持しないのです。
本来、明確な目標があればそういったセミナーに参加せずともヤル気は維持できるものなのです。
もしも自社の社員や部下をセミナーに参加させようと思うのならば、まずは経営者や上司が、部下に明確な夢や目標を持たせるというアクションをしっかりと行った上で、参加を促すべきです。
中には毎回参加しているという人もいました。セミナーに参加することに意義を感じてしまって、頭でっかちになってしまい、行動が伴わないという人です。そんな人を山のように見てきました。
夢や目標に向かうために、自分を奮い立たすために参加するはずが、参加する事で自分が成功すると勘違いしてしまっているのです。
あくまでもセミナーの目的は自身を行動にかきたてるヤル気です。
行動を起こさなければ全く意味の無いものとなります。
もしもセミナーに参加して、ヤル気が出たのならば、まずすべき事、それはスケジュールを埋める作業です。
ヤル気があるうちに1ヶ月先までビッチリとスケジュールを埋めます。
埋めてしまえば後はヤル気があろうが無くなろうが予定をこなすだけです。
1ヶ月といわず、半年でも1年先でもかまいません。
長ければ長いほど良いと思います。
明確な目標があれば本来はヤル気はなくなりませんが、定期的に自分の目指す地点に到達している人(成功者)と会う事をオススメします。
会って同じ時間を共有するだけで充分ヤル気が出てきます。
わざわざメンタルセミナーに参加しなくても目指すゴールがしっかりしていればこれだけで明日からまた頑張れるのです。
それが自身の上司や経営者であればもっと最高です。
もっと言うと、上司や経営者が社員の目指す姿であれば、こういったセミナーに参加させる必要は全くないという事なのです。
目標となる人と一緒に働く(時間を共有する)だけで、社員はヤル気満々になるのです。

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