2011年5月12日木曜日

匂いと臭い

良い匂い、悪い臭い。(よいにおい、わるいにおい)
良いものは匂い(におい)と書いて、悪いものは臭い(におい)と書きます。
この良いと悪いの判断はあくまでも自己の好みであり、ある人が匂いと書く匂いも、別の人からすると臭いとなる場合もあります。
そして誰もが好むいい匂いは香りとなるのです。
(勿論これにも好みはあるので一概には言えませんが)

世の中には様々な匂いが溢れています。
しかし、その匂いを感じないままに生きている人も多いのではないでしょうか。
もう20年も前のことですが、いちびってカブリオレを購入した際に、普段走る街中を走行中、衝撃を受けた事がありました。それがこの匂いだったのです。
確かに幼少期はこの匂いに触れて生きていましたが、社会人となり完全に忘れ去っていた町の匂いを再認識し、感動を覚えたのです。
ガソリンの匂い、タイヤと路面の擦れた匂い、各戸の晩御飯の匂い、町を走っていると様々な匂いに触れることが出来ました。
街中だけでなく、高速道路でも様々な匂いがあります。河の匂い、山の匂い、雨の匂い、排気ガス、都心部の匂い。
嗅覚は大脳辺縁系に直接届いているというだけあって、様々な匂いは自身の様々な記憶を蘇らせてくれます。
それは、子供の頃に、いつも通る近所の家の晩御飯の匂いだったり、バス旅行の時のバスの排気ガスの匂いだったり、そしてその記憶が蘇るたびに癒されるのです。
人によっては排気ガスの匂いなんて臭いと思うでしょうが、懐かしい記憶を回想する事で、それを匂いと感じるのですから幸せな事です。

先日エレベータに乗った際に、前に乗った人の残り香がありました。
それは女性の香水の匂いだったのですが、自分好みのものすごくいい匂いだったのです。
香水の匂いにも好みがありますので、人によって臭いと感じる人もいるでしょう。香水そのものを否定する人も多く存在します。(現に私の周囲には沢山います)
自分の好みの香りをつけている女性には、やはり興味が沸きます。
逆に好みの香りではなかったり、香水否定派で汗くさかったりすると興味が薄れます。
匂いを重要視しない人達からすると、馬鹿馬鹿しく映るのかもしれませんが、それが現実なので仕方ありません。
「匂い」か「臭い」なら、匂いを選ぶのが人間の性です。

香水選びについては、以前ここで書きましたが、市販の香水にも顧客ターゲット層というものがあって、何でもかんでもつけていれば良いというものでもありません。
年齢やキャラクター等によって、ピッタリ合う物を選ばないと、大人がランドセルを背負っているように人からは映ってしまう事があります。
またその香りによって、その人がどんな人なのか、ある程度判断できる材料にもなります。

たまに自分自身の匂い(体臭)に癒されると言う人がいますが、私には全く理解できません。
その他にも「臭いフェチ」という人も存在します。女性に多いようですが、我々の言う香り(香水など)とは異なり、体臭(汗の臭いや足の臭い、加齢臭など)に惹かれるという人達です。
これも全く理解できませんが、前述の通り、人それぞれに匂いと臭いの定義は異なるのですから、否定してはいけませんし、自分の好みを相手に押し付けるのも良くはありません。
相手に押し付けるというのは、自分がくさい匂いが好きだからといって、自分自身がくさくてもいいという考えは間違っているという事です。
私の周囲にいる香水否定派の人達は、正直ほぼ皆くっさいです。
人間なので汗をかいたら汗臭くなって当然ですし、年齢を重ねると加齢臭も出てきます。
しかし自分がくさい人が好きだからと言って自分までくさいのでは、くさいもん好きしか集まってこない現実に気づいていないのでしょうか。
過敏になる必要はありませんが、やはりエチケットとして最低限は気にかけていきたい部分であると思います。

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