2019年10月20日日曜日

大西ユキ西に帰れ!

大西ユキ西に帰れ!
大西ユキ走るな!
大西ユキ走ったらアカン!
大西ユキ西に帰れ!

ずっとそう叫び続けているオッチャン(推定40歳)がとある駅にいました。
物凄い大声なので、みんな振り返って見ています。
改札も大声でそう叫びながら通過、ホームでも同じことを繰り返し叫びながら並んでいます。
ホームで並んでいる女子大生達も、そのたびにビクッとなっています。
電車に乗ってもそれは変わりません。
とにかく全力で、大声でそれを叫び続けているのです。
皆そのオッチャンの方をチラチラ見ながら黙っています。
後から乗ってきた人は、いきなり近くで大声で叫ばれるので、みんなそのたびにビクッとなっています。

するとそこへ、パンツをお腹の中央部分まで引き上げたスタイルの、髭面の男性(推定28歳)がブツブツと何かを呟きながら、叫ぶオッチャンに近づいていきました。
私たち乗客は、皆ゴクッと生唾を飲み込みながらそれを見守っています。
一体なにが起きるのでしょう。

髭面の男性は、叫ぶオッチャンに近寄りこう言いました。
「スンマセン」

えーーーーーーーー!!!!!
見守っていた乗客全員が、吉本新喜劇のようにズッコケました。(心の中です)

すると、なんと叫ぶオッチャンはおとなしくなったのです。
えっ?もしかして髭面の男性が大西ユキなん?

次の駅で、髭の男性が下車すると、また叫ぶオッチャンが叫び始めました。
どうやら髭の男性は、大西ユキではなかったようです。

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