2012年3月15日木曜日

黒靴下の恐怖

黒い靴下。
基本的に私は黒靴下を履きます。
もうずっと黒靴下を履いています。
黒以外は履かないと決めているわけでもありませんが、黒または黒に近い濃い色の物を好んで履いているのです。
がしかし、黒靴下には副作用があります。
私は長年この副作用に悩まされ続けながら、今もなお黒靴下を履き続けているのです。
私はこれまで、この副作用について誰にも話した事はありません。
ずっと自分の胸の中に留め続けて生きてきたのです。

黒靴下を脱ぐと、必ずといっていいほど黒い毛玉が足裏に大量に付着しています。
これが副作用の正体です。

黒靴下を脱ぐシーン、例えば病院の場合。
白いシーツのベッドに黒靴下を脱いで横たわるように云われ、云われるがまま横たわった際に、シーツにベットリと足裏に付着していた黒い毛玉が付きました。
それを見た時、とても恥ずかしくなった事、今も鮮明に憶えています。

黒靴下を脱ぐシーン、例えば足つぼマッサージの場合。
友人が足つぼのマッサージ店をオープンした際、私にもマッサージをしてくれるというのでやってもらった時の事です。本来なら黒靴下を脱いでから、まず足湯に入って足裏を温め、その後マッサージが始まるのですが、その時は足湯を省略し、すぐにマッサージをしてもらったのです。その時私の足裏を見た友人が言いました。
「きったないなあ」
私は今もこの言葉が脳裏に焼きついています。

それ以来、私は黒靴下の副作用を、自分だけの悩みとして封印し続けて生きてきたのです。
帰宅後すぐにシャワーを浴びる場合を除いて、まずは服を脱ぎそして黒靴下を脱ぎます。
その際、自分の足裏の黒い毛玉が床に付着する事を恐れて、脱いですぐに足裏を洗います。
前面所でハンドソープで洗うのです。
手も同時に洗えますので、一石二鳥であると毎回実感しながら洗うのです。
しかしこの歳になって、果たしてこの抱え続けてきた悩みが、私だけの悩みなのかと思うようになりました。
ひょっとすると同じように悩んでいる人が沢山いるのではないか、そんな風に思えるようになったのです。
そこで勇気を振り絞って、何人かの友人に聞いてみました。
すると皆、恥ずかしがることなく、簡単に同意してくれたのです。
私は、長年ひとりで悩み続けてきた事が馬鹿馬鹿しく思えました。
しかし私ほどに悩んでいる人はいませんでした。
やはり私のように過去の恥ずかしい経験が、トラウマにはなっていないので、あまり気にせずに過ごしているのでしょう。
ひょっとすると、人前で黒靴下を脱ぐ経験があまり無いのかもしれません。
前回もお話致しましたが、私は酔うと靴下を半分脱ぎます。
酔うと靴下を半分脱ぐ行為、半ソックス男である事を告白いたしました。
半分だけ脱ぐのが気持ちいい、そんな風にお伝え致しましたが、実は全部脱ぐと、この黒靴下の副作用が露出してしまう恐怖から、無意識に半分に留めている、そんな可能性も実は否めないのです。
もちろん、黒靴下の素材や足裏の湿度等によって、毛玉の量には変化はあるでしょう。
長年の経験から、黒靴下が安物か高価な物かがそれを左右しているという事もありません。
私と同様に、これまで黒靴下の副作用に悩まされ続けていた皆さん。
これからは皆同じなんだと思ってください。
恥ずかしがる事はありません。
正々堂々と、自信満々に黒靴下を脱ぎましょう。
本日をもって、黒靴下の副作用は、完全に市民権を得たといっても過言ではないのです。

2012年3月13日火曜日

メンタルマネジメントセミナー

メンタルマネジメントとは、自身の感情をコントロールし、潜在能力を引き出す事を言います。
何故か今、私の周囲には、このメンタルマネジメントセミナーに参加している又は参加したいという仕事に燃えている20代後半から30代前半の人が沢山います。
いずれも会社や上司からススメられてセミナーを受けている、又は今後受けるという人達です。
企業側からすれば、油ののってきたこの年代の人にセミナーを受けさせて、ヤル気になってくれればいいという考えなのでしょう。
私も20代前半の頃、自分の意思でですが、こういったたぐいのセミナーに散々参加いたしました。高価な参加費を支払い、日帰りだけでなく1泊や2泊以上というセミナーも受講した経験があります。
しかし、いくら参加してヤル気満々になったとしても、下界に降りてから自分でコントロールできなければ、すぐに元の生活(元の考え)に戻ってしまうものです。
紙ふうせんと同じで、何回も手で上へ弾かないとすぐに落ちてきてしまいます。
本来なら、そういったセミナーを受ける前に、自身で強い目標を掲げ、それに向かって必死に行動しているという状態があった上で、壁にぶち当たったり問題が生じて悩み苦しみ、そしてセミナーに参加して解決の糸口を掴むというのが正しいセミナーの使い方だと思うのです。
目標や夢も明確じゃないのに、単にセミナーに参加しても意味はありません。
だからみんなヤル気が維持しないのです。
本来、明確な目標があればそういったセミナーに参加せずともヤル気は維持できるものなのです。
もしも自社の社員や部下をセミナーに参加させようと思うのならば、まずは経営者や上司が、部下に明確な夢や目標を持たせるというアクションをしっかりと行った上で、参加を促すべきです。
中には毎回参加しているという人もいました。セミナーに参加することに意義を感じてしまって、頭でっかちになってしまい、行動が伴わないという人です。そんな人を山のように見てきました。
夢や目標に向かうために、自分を奮い立たすために参加するはずが、参加する事で自分が成功すると勘違いしてしまっているのです。
あくまでもセミナーの目的は自身を行動にかきたてるヤル気です。
行動を起こさなければ全く意味の無いものとなります。
もしもセミナーに参加して、ヤル気が出たのならば、まずすべき事、それはスケジュールを埋める作業です。
ヤル気があるうちに1ヶ月先までビッチリとスケジュールを埋めます。
埋めてしまえば後はヤル気があろうが無くなろうが予定をこなすだけです。
1ヶ月といわず、半年でも1年先でもかまいません。
長ければ長いほど良いと思います。
明確な目標があれば本来はヤル気はなくなりませんが、定期的に自分の目指す地点に到達している人(成功者)と会う事をオススメします。
会って同じ時間を共有するだけで充分ヤル気が出てきます。
わざわざメンタルセミナーに参加しなくても目指すゴールがしっかりしていればこれだけで明日からまた頑張れるのです。
それが自身の上司や経営者であればもっと最高です。
もっと言うと、上司や経営者が社員の目指す姿であれば、こういったセミナーに参加させる必要は全くないという事なのです。
目標となる人と一緒に働く(時間を共有する)だけで、社員はヤル気満々になるのです。

2012年3月10日土曜日

半ソックス男

何故酔っ払うと靴下を脱ぎたくなるのでしょうか。
しかも半分だけ。
全部脱いでしまうのはダメなのです。全部脱いでしまうと靴下を忘れて帰る原因になりますし、次履くときに大変です。じゃーくさいのです。
だから半分だけ脱ぐのです。
半分だけ脱ぐと、靴下が前にダラーンとなります。
歩く時はお殿様のように靴下を跳ね上げて歩きます。
冷たい床に足裏半分が触れて気持ちいいのです。
お酒を呑むと血行が良くなり身体が熱くなります。
きっと足裏も熱くなって、冷たい床が恋しくなるのでしょう。
靴下の半分脱ぎ、これを半ソックスと呼びます。
自分が半ソックス男であると気付いたのは20代前半の頃。
よく人から注意を受けました。
その後何年かが経過して、同じように酔うと半分だけ靴下を脱ぐ半ソックス男が他にも存在する事を知りました。
同じような人が居るという事に深く感銘をおぼえたのです。
その後、半ソックス男を見つけるたびに、心を動かされたのです。
全部脱ぐ派も居ます。がしかし、全脱ぎ派には心を許す事はできませんでした。
やはり男は半ソックス。
隠していたが実は自分も半ソックスはであるという人は、名乗り出てください。
もう半ソックスを恥ずかしいと思わなくても良いのです。
これからは堂々と半ソックスでいいのです。
我々は既に市民権を得たのです。

2012年3月7日水曜日

かさぶたを剥がす女

かさぶた(瘡蓋)は動物の生体保護現象の1つ。
主に傷口の出血を止める目的の過程で発現する。
医学領域では痂皮といわれる。

先日、左足を負傷した事をつぶたいた時の事。

R 「かさぶたになったら教えてね~」
私 「えー、どないするん、」
R 「もちろん!!剥がすの━━★(〃ω〃)エヘ♪」
M 「ワタシも寄せてくださーい!」
私 「((((;゚Д゚)))))))ちょっ、」
R 「一緒に剥がしましょ━━♪(^-^)人(^-^)ね━━♪」
私 「((((;゚Д゚)))))))イヤーーー」

人のかさぶたを剥がしたいなんて一体どういう心境なのでしょうか。

R 「剥がした時に皮膚が再生されててピンク色のうっすいツルツルの皮膚にゾクゾクする~♪再生されて無くて血が滴るのも棄てがたいけど(笑)」
M 「すばらしく同意が出来るのは何故でしょう・・・笑」
私 「(((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブルガタガタブルガタガクガク」
R 「自分のではなく人のカサブタに萌ますよね━━♪」
M 「人のってのが魅力的☆」
私 「((((;゚Д゚)))))))狂っとる、」

私は、自分のかさぶたでさえ絶対に剥がしません。
完全に皮膚が再生されてポロッと勝手に落ちるまで、絶対に剥がさないのです。
完治しかけているのに、剥がした事で再度出血したらもう一度ふり出しに戻ってしまいます。
まして人のかさぶたに触れる事なんてできません。
痛かったら可哀想です。

こんな女子2名とのやり取りを、とある文系女子に相談してみました。

私 「こんなんゆーねや、かなんやろ」
K 「えー、アタシも剥がしたい」
私 「はぁ?はぁ?はぁ?」
K 「剥がそ剥がそ、みんなで剥がそ」
私 「((((;゚Д゚)))))))イヤーーー」

一体全体世の女子はどうなってしまったのでしょうか。
みんなドSなのでしょうか。

私 「ドエスか実際問題!」
K 「えー、楽しいヤン」
私 「剥がすという行為ちゃうがな、剥がされる人の感情を考えてみーな」
K 「気持ちいいんちゃん」
私 「いやあぁぁぁゆーて嫌がってる姿を見て萌えるんか」
K 「それがええんヤン」
私 「畜生やな実際問題」

恐ろしい世の中になったものです。
クワバラクワバラ
ナンマイダーナンマイダー